うにうにのお気に入りの歌一覧
七色コイン
四輪が二輪になった最初の日どこまでだって行ける気がした
14
もっと見る
芳立
なにもかも脱ぎ捨てるからノーサマーノーライフだね蝉がうるさい
8
もっと見る
銀ねず
「そこはかとなく」と書いたらその時点ではっきりしてきたさみしさだった
7
もっと見る
銀ねず
星降れる日も遠からずみゆらむを夜ごと見上ぐるさみしきわれら
7
もっと見る
林ユキ
真夜中のじんと冷たい満月をかぢれば薄荷の風吹き抜ける
20
もっと見る
林ユキ
くるしみを学べば春は連翹の日だまりよりも輝けと言ふ
16
もっと見る
林ユキ
憎んでも許されますか喉ふかく突き刺す鉤(はり)の銀のきらめき
23
もっと見る
林ユキ
傷心の隙間に詰めた干し草が すみれの頃の日なたの匂ひ
11
もっと見る
やすむ
ファミレスで得体の知れぬ肉を食い一生懸命生きる
5
もっと見る
ケンイチ
枯れ葉舞ふ早冬の日に善いことを望みし人の影も弱まり
6
もっと見る
たんぽぽすずめ。
僕型の尻にすっぽりおばちゃんを招いて聞けたあったかいわね
6
もっと見る
沙羅
ふかふかなこころを抱いて寝ころがる見上げる空にハートのかたち
10
もっと見る
羽虫
初陣は幼き頬に紅を添え少し背伸びの黒き甲冑
3
もっと見る
逢
かさぶたが剥がれたあとの肌はもう痛みを知った色をしている
16
もっと見る
きりあ
明日きみが居なくなってもいいように花を一鉢購う夕方
12
もっと見る
羽
駅メロのさくらは秋に降りそめるまだ冷たさを知らない肩に
20
もっと見る
林ユキ
消印がかすれて秋を深くする 差出人には(風)と一文字
15
もっと見る
きりあ
血脈が重たい枷となる夕べきみにも守るべき人がいて
5
もっと見る
まるたまる
ビルの上飛行機雲が伸びていく沈む陽を追いかけて行くように
8
もっと見る
きりあ
大空に夜の行方を尋ねればそこにあるのは月の満ち欠け
9
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[54]