夢花火のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
むかし観た映画探してもう一度これから夜が長くなるから
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へし切
九月を尽きて空しき秋の空ながめにまさる袖の露かな
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茂作
下總の借りた畑に四五寸の 長葱苗植ゑて秋の風吹く
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横井 信
ゆっくりと読書していた休日は雲の隙間の茜に染まる
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恣翁
パンパンと 廂の先に仕切られし斎の庭に 拍手響く
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ななかまど
道元の教えは今も生きており若き僧らの眼のかがやけり
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滝川昌之
カルガモのお引越しなどハラハラと妻と観ているこの居間(今)がいい
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ななかまど
旅の夜は鉄路のはての寂しさを聴いて眠らん長崎の鐘
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へし切
長生きをしたくもあるが然もあらず仮の宿りを如何に問はまし
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茂作
おほやけを仕舞ひし人の集ひして 晝酒舐めて世を嘆げきけり
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横井 信
面白い本に夢中でバスに酔う過ぎ行く町の皐月のひかり
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滝川昌之
有休の明日は蕎麦屋か町中華 孤独を連れて昼酒にする
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ななかまど
長崎の港を見下ろす坂の景 青い瞳が見守りており
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へし切
四季ありてこそうるはしき日の本の永久にとねがふ言の葉の道
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茂作
目に緑く若葉見えつつ夏立てば やま不如歸鳴くが戀しき
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横井 信
水張田に早苗のそよぐ夜の道月の明かりに休む鳥影
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滝川昌之
まだ香る木々の若葉はほの甘く街はアロマに包まれている
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ななかまど
陽炎が舗装道路に立ちたれば夏の準備を指折り数う
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へし切
水の辺に生ふる五月のあやめ草 人待ち顔に笑みて咲き初む
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茂作
紫陽花の花の芽開くけはいあり 五月の雨の降り續く午後
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