仙人の弟子のお気に入りの歌一覧
横井 信
ひそやかに草むらで鳴く虫の音にそっとつつまれ渡る踏み切り
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恣翁
失恋の 病む傷痕を見つめつつ 過ぐしたりける独り寝の夜
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横井 信
あぜ道にふわりと秋の蝶の舞うちょっと涼しい小雨降る朝
6
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横井 信
駅前にそっと流れる虫の音のひんやりと聞く半袖のシャツ
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横井 信
涼しくてちょっとさみしい秋空に飛行機雲の薄く広がる
8
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うすべに
人絶えた極暑のなごり 公園の草にうもれたブランコに錆び
7
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横井 信
玄関を出ればひんやり首筋をそっと撫でてく秋分の風
9
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ふわり
渡る風木々を揺らして抜ける音は昨日のよるの雨音にも似て
7
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ふわり
星影に君との距離は近付くもあと数センチは何億光年?
4
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ふわり
夏は去る 夜虫の歌に見送られ月の光に雲が流るる
4
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横井 信
まだ暑い夏の終わりの曇天の田園を行く稲穂の香り
9
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恣翁
中年や 遠くみのれる夜の桃 若き乳房に産毛生えけり
8
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ふわり
夕立が濡らす路面に滲む色数えて歩く君のうちまで
5
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ふわり
網の目を抜け入る風や涼しかな秋を告げつつ部屋を渡りぬ
6
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ふわり
夏服がはためく自転車 坂道で少女は風となりて去りぬ
6
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恣翁
屋根の上に広ごる 黒き夜空にぞ 待ちくたびれし目を移しける
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横井 信
草原を走る列車を見送って夏の終わりの花火のあがる
9
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敦希
とっぷりと闇の川面に揺れる灯を眺める車窓鉄橋の音
9
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天野まどか
熱きもの胸の奥からこみ上げて慌てて蓋する飛び散らぬよう
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ななかまど
猛暑日の逃げこむ先の図書館でページの海に時をゆるめる
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