杜鵑草のお気に入りの歌一覧
ななかまど
皺ふかき手で包まれし柏餅 柏の香りに祖母想いおり
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茶色
世も空もスッキリしない時あれど晴れると信じ毎日過ごす
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横井 信
ゆっくりとくつろぐ雨の休日に散歩をせがむ丸い柴犬
8
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うすべに
打つ音のよせる嵐にそぼぬれる 雨夜の夢にうかぶあじさい
9
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リクシアナ
水中花 二合八勺ばかりなる己が余生に降るにわか雨
11
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継海
借景の麦畑の中二人連れ シルバーカーの轍揃ひて
8
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茂作
繩文の甕に殘れる焦げ跡に いにしへびとのなりはひのあり
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へし切
との曇り雨は降り来ぬ天霧らふこころの空に鬱気をさそふ
10
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ななかまど
遠くより元気な声は運動会五月の風が歓声運ぶ
10
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恣翁
石塔にしゃがむ女は 花筒のカーネーションの白き精かも
9
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うすべに
まだかなと伺いに来るひよどりの 赤の淡さにぷいと飛び去る
5
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横井 信
庭先に梅の実のなる古民家にそっと近づく新しい夏
8
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茂作
燈らうの崩れた珠洲のお社に 我らの前に祈る人あり
11
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びわ
朝起きて呑気に歩く散歩道木の葉かすめて朝陽挨拶
4
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舞
肩寄せた恋人らにはリラ冷えの白の雨さえ優しげに降る
9
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継海
闇覆う黒き獣か赤き目も暗に光りてアクセルを踏む
6
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へし切
君を思ふ光にむかふあふひだに朝おく露と身は消ゆるとも
8
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ななかまど
真夏日の陽射しを裂いて立つ影は熱さに揺れて言葉を持たず
9
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継海
知ってたよ 知らなかったと言っただけ 横棒一本増えたイニシャル
5
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うすべに
雨音のリズムに合わすほととぎす 早くおかえり雷も鳴る
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