杜鵑草のお気に入りの歌一覧
敦希
「痩せたのよ」母の電話はいつもそう 入院してたと事後報告で
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ななかまど
銀色の葉裏を返したまさかに紅紫の色の葛のうら風
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滝川昌之
うなだれて夏の限りを共にした向日葵をポンとなぜる友情
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うすべに
田の波のきんのささやき風の息 遠い太鼓にみみをすませる
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横井 信
冬鍋を思い浮かべて大根の種を蒔いてく残暑の畑
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うすべに
猛暑日に芝のみどりも疲れ気味 元気出せよときのこの行進
7
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仙人の弟子
夏疲れ火照った体やるせなく秋を待てども涼風未だ
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へし切
スマホてふ何かと便利な世の中もなどか懐かしアナログの時代
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舞
賢治詠む童話の中の微睡みの揺蕩う夢の初恋の頃
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茂作
兩の手に刺青の乙女行きずりぬ あまりに惜しき白き柔肌
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KEN
ひつじ雲 あかね夕映え秋射してをさなごあやす母親の声
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滝川昌之
検査着が行き交う医療センターの長い廊下に無言の不安
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ななかまど
秋桜の細き首すじ揺らすのは衣替えした新涼の風
14
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へし切
夕されば秋風涼し白露の置く吾が庭にこほろぎの声
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継海
遠足の弁当ひとり離れ食べ一人で歩く展示室まで
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恣翁
色白の女の顔を 鮮やかに映して 薮ぞ緑滴る
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秋日好
クセジュって気取ってみても始まらない納期に追われる英訳仕事
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茂作
人去りて悔やむことのみ多かりき ひとり酒して月に楚歌を聞く
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横井 信
百日紅ふわりと咲いて秋風の通り抜けてく駅前広場
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うすべに
夕焼けのいろにまぎれて赤とんぼ 残暑のかけらに穂波きらめく
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