凌霄花のお気に入りの歌一覧
茂作
これ見よと映し繪送る友のあり 伯耆の富士は白に染まりて
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杜鵑草
さらぬだに露も零るる夜なれどわきて侘しき木枯の音
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へし切
すこやかな成長祝ひ 袴着の姿いさをし 五歳の孫
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茂作
お轉婆もやんちやも楚々と宮參り 紅葉色附くお澄ましの顏
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横井 信
ゆっくりと枝から離れ空に舞う落ち葉は森で風にささやく
13
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ななかまど
一桁の気温のなかに身をおけばあの夏の日に逃げてもみたし
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滝川昌之
スウェードのワラビーブーツは枯れ葉色シャリと踏み込む初霜を待つ
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滝川昌之
影踏むか踏まぬくらいの距離感の老いた夫婦の冬の散歩は
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横井 信
冬鳥の騒ぐこずえを見上げれば落ち葉の下のどんぐりを踏む
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茂作
おしなべて山は紅葉になりにけり 蹈めば落ち葉の音の輕けき
15
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ななかまど
エンジェルは鉛色した雲間より降りて来るらし天使の梯子
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杜鵑草
いにしへに絶えけむ家は荒れ果てて人恋ひしくしく泣ける心地す
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横井 信
雨空の真っ赤に熟れた柿の実の線路の傍にそっと張り出す
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茂作
ほとけのざ季節をまがへて咲き出でぬ 人に恥ぢらふ薄きむらさき
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ながさき
自らの 選んだ道を 歩くのみ 雨が降つても 風が吹ゐても
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滝川昌之
駅前に写真館まだあった頃 千歳飴持つ吾子がいたころ
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ななかまど
ポケットのコインさぐれば霜月の朝の冷気を纏いておりぬ
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横井 信
実の落ちた色づく柿の残る葉にひかりの踊る立冬の朝
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茂作
よの人は日々に短き秋の日を 誰か誘ひて愛でるもみぢ葉
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へし切
いにしへの京の都のもみぢ葉はいまひとしをに匂ひぬるかな
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