凌霄花のお気に入りの歌一覧
横井 信
草むらにエノコログサの穂の揺れて暑さの残る駅前の風
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艸介
繰り返すほどに深まる憂き夜をば きみの歩幅で想ひ、奏でる
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へし切
手に慣らす夏の扇の懐かしき手に持つファンや街に流行りぬ
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継海
青もみじ 葉先くすぐる白き花 いつしか紅に染まり候
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茂作
東京の言葉が少し入つてる里歸りした兄のゐる夏
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艸介
生きていることがあまりにありふれた火宅の隅で蝉が死んでた
9
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継海
来年の暦 早くも店頭に 馬のいななき 聞く雲の峰
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ななかまど
巡りゆく缶とボトルの備蓄の環その日のために静かに備う
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へし切
政治には期待もしない願はない信じることに疲れたみたい
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茂作
あるじ無き家をまもりてあかあかといまだに散らぬ百日紅の花
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横井 信
暑くてもぐっと踏み込む自転車で汗をかきつつはじまる九月
8
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ななかまど
過酷なる夏に引導渡すごと法師蝉鳴く夕べ静けし
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へし切
日めくりを捲れば九月 秋の空のはずだが 夏は居座りており
8
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横井 信
里に来たトンボの羽のきらめきの夕陽の映る水面に遊ぶ
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茂作
かごを持つ親をお附きと從へて夏の課題の昆蟲採集
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継海
カーニバル終えた夜空はサイレント 誰も乗らないゴンドラ回る
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こくんと
ミニトマト そのわきに咲く 朝顔の 風に揺れたる 青色の星
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こくんと
風涼し 緑の川辺 灰舞つて むせて待ちたる 塩燒きの鱒
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こくんと
後ろ髮 梳きて結ひ上げ 行く夏を 偲ぶる朝の 日はまだ暑し
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こくんと
チョコミント 蒸れた温度と 半袖と 肺に吹き込む 空の色かな
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