飛和のお気に入りの歌一覧
灰色猫
仏壇の菊がひとひら舞い終えるいずれ私もこの花になる
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灰色猫
朝焼けのステンドグラスの講堂の光のなかで旅を終えます
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夏恋
沈みゆく潜水艦にいるようでマリンスノーの雪の散る窓
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滝川昌之
孤独とは華やぐ街のウィンドウにあてなき自分を見る時にある
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広葉樹
庭先に冬陽溜りを閉て込めて朗らかに咲くデージーの黄
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凌霄花
雲間より覗く冬陽の弱々し山茶花落ち花そっとそのまま
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虹岡思惟造
葉を全て落として桜木春を待つ私も耐えて花咲くを待つ
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虹岡思惟造
さうあれはボレロのやうな戀でした最初は靜かにやがて激しく
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艸介
裸木の径に差せる弱き陽の かすかな翳に吐く息の白
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横井 信
夕空に雲のちぢれて消えてゆきすぐに見つけた秋の足音
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灰色猫
来世には蛍を生きる予定です海を目指して飛ぶ予定です
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横井 信
ゆっくりと夏のこずえに流れてる風のしおりを記憶にはさむ
10
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横井 信
水田に実る稲穂は風に揺れ列車の窓に夏を見送る
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灰色猫
叶っても叶わなくても夢であり素敵な時間をありがとう夢
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水仙
銀色に耀ふ雲もたちまちに影のみ遺す夏の夕暮
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へし切
炎天に思い顔して 百日紅 紅蓮に燃ゆる 夏恋の色
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灰色猫
南から風が吹くから楽園は必ずあると海を眺める
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横井 信
起きあがる入道雲の足元へ向かって延びる真夏の線路
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灰色猫
蒼白いあなたの影を踏みしめる私のものにしておくために
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ななかまど
遠山に湧き上がる雲にぎやかでそうかそうかと聞いている夏
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