茂作のお気に入りの歌一覧
恣翁
我が胸ゆ 薄く剥がれし悲しみを 孤独の底に 暫し見詰めむ
6
もっと見る
へし切
むらさきの花は気高く咲いている凛として立つ桔梗の花
7
もっと見る
横井 信
梅雨時の低く流れる雨雲のそっと近づく通勤時間
5
もっと見る
恣翁
見送りの後 枝折り戸に身を寄せて 暫し佇む女の好もし
8
もっと見る
継海
悲しみの色は黒とは限らずや 届けられたる白菊を見る
6
もっと見る
へし切
しとしととあめあめふれふれ母さんの蛇の目の傘も今は懐かし
5
もっと見る
横井 信
水無月の濡れた畑に陽の出れば汗の吹き出す水曜の朝
6
もっと見る
継海
向日葵の押し込みてあり丸花瓶 さてゴッホなぞ真似てみようか
4
もっと見る
へし切
六月の空もやうやう梅雨模様 降れば降るとて降り荒びたる
6
もっと見る
横井 信
道端で強く弱くと気まぐれに雨のリズムで夏草を打つ
6
もっと見る
継海
天地の狭間に浮かぶ田の水の揺れて今朝から水玉もよう
7
もっと見る
へし切
おきなわの人の悲劇を語り継ぐガマは静かに平和を祈る
6
もっと見る
ななかまど
雨あがりのぼる花影立葵空の深さにまだ濡れる風
9
もっと見る
横井 信
週末の余韻引きずる梅雨空のちょっと涼しい朝の田園
7
もっと見る
継海
我もまた免許返納勧めたなぁ 喜寿だったかな首縦振らず
6
もっと見る
へし切
歳をとる出来ない事が増えてきて難儀も何のと生きてゆくこと
7
もっと見る
ななかまど
夏落ち葉楠の木陰にひかり射す踏みしめながら君を想えり
10
もっと見る
恣翁
ぼんやりと 庭の柘榴を見遣りつつ 朝の紅茶ぞ 冷められにける
8
もっと見る
横井 信
まだ長い陽射しに揺れる夏草の静かに遊ぶ山の公園
7
もっと見る
継海
魂きはる涙みな尽く水無月の 命砕けき夜夜さえ明ける
8
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[634]