柊+のお気に入りの歌一覧
へし切
黄葉づべきほどの梢の移ろひに 風にきほへる 銀杏の並木
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滝川昌之
峠には釜めしを売る駅があり停車時間の車窓せわしく
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トウジさん
風景は線描きのよう鮸膠もなしせめて色付けわが家の紅葉
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灰色猫
魂も世界もとても美しいそれが禁忌の時代の詩集
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灰色猫
ただ歩く存在しているそれだけで圧迫しやがる雨やら風やら
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ななかまど
うすあかき顔に染まりしかぐや姫里人見あぐ望月の空
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横井 信
枯れ草の乾いた秋の柔らかな朝陽に踊る鳥の歌声
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ひげじぃ
温泉の湯気に吐息はまぎれこみ露天のぼりつ星々に消ゆ
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へし切
さざんかの花咲き初めて 生垣の色も華やぐ 冬近し頃
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ひげじぃ
吐く息を両手につつみて登校の子ら駆け去りぬ銀杏敷く路
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みっさん
故郷に帰ることなくその想ひピアノに託せしショパンに聴き入る
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KEN
朝には 霜となるかは 月明かり 渇く落ち葉の 湿るほど降り
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へし切
国民に後ろめたいか 金を配る 永田の人の金銭感覚
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滝川昌之
オロナイン多めに塗った母の手が幼き冬に包んだ吾の手
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ながさき
国民の 代表として 自覚ある 英知の人は いづこにおわす
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ななかまど
いつも寄る珈琲店のわが椅子の作る時間に身を置く至福
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ななかまど
片脚で立ちて靴下はくことを今朝も挑みてわが心押す
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KEN
百舌鳥幾羽 今朝の寒さを 騷ぎをり 光る竹叢 搔き散らかして
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へし切
暮れかかる秋の日は愛しもの思ふ 死ぬるに未だし残る日日
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恣翁
北国の短き日をし 霧包み 厨に灯り さてや点さむ
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