神戸風見鶏のお気に入りの歌一覧
横井 信
秋深く野山を駆けた北風を海へと送る鳥の歌声
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灰色猫
津軽には津軽訛りの猫がいて演歌のこぶしで夜な夜なわめく
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灰色猫
すぐそばで寝息をたてる安らかな君を今すぐ化石にしたい
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
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恣翁
母在りし 二階の居間は 昼過ぎも冷えて 樟脳いつも匂ひき
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西村 由佳里
牛乳を抱えて向かう両腕に買い物袋をぶらさげながら
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滝川昌之
駅蕎麦の湯気に誘われ温もれば向寒も好し冬の立つ朝
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ななかまど
すりガラス通すひかりにそろり蝿好きなように生きて終われよ
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恣翁
おてんばが 佛に變はる 寢顏かな 脣寄せし その圓き頬
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恣翁
顔洗ふ水の冷たさ 身に沁みて 年の残りを数へ初むらむ
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恣翁
梔子の 赤く熟せる実は裂けて 弾けむずるか 坪庭の冬
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ながさき
健康と 長寿の道を 共々に いのちのうたよ 天まで届け
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KEN
こがらしに しぐれの混じる 夜半の路 褪せたあぢさゐ まなこに宿る
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夕夏
かたちなきじぎょうそんしつぼうだいにしんかんせんかつうしんじぎょう
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横井 信
前を見て進む小径に朝顔の季節はずれの夢が咲いてる
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灰色猫
絶妙な距離から放つジャイアンをマットに沈めるライダーキック
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灰色猫
給食のおばちゃんたちがエプロンの旗を掲げる七日間戦争
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灰色猫
リストラの怒りのあまりミニチュアの新幹線を脱線させる
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灰色猫
桜色かわいい色の電池だね春を終えても咲いたままだね
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夕夏
せそうにはどうにもならぬへいそくかんがせだいをこえてただよいぬ
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