逆光にゃんこのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
雲低く梅雨のはしりか水無月の軒下三寸蜘蛛雨やどり
15
もっと見る
詠み人知らず
為政者の心うらはら七変化名に負う紫陽花哀れみず色
14
もっと見る
もみじ☆彡
よもすがら 燈りをともし 裏窓に 訪ひを待つ 白き家守の
12
もっと見る
灰色猫
滝の音に聞こゆるほどのひぐらしの歌ぞ恋しき梅雨の便りや
26
もっと見る
KEN
深緑 搾る風吹く 山陰に ひとつふたつと 夕菅の花
17
もっと見る
まぽりん
湯浴みしてほの赤らひく薔薇の香のうるほふ肌にくち寄する君
25
もっと見る
恣翁
重たげに 乳房躍らせ 泣きながら昇りゆく女 忘れがたしも
20
もっと見る
恣翁
木洩れ陽に溶け出でぬらし もみぢ葉や 君の裸身を あをに染めける
17
もっと見る
西海の旅人
陸奧の奧育ちし妻を筑前に連れきし己を常に問ひけり
8
もっと見る
詠み人知らず
吉備路きて初音うれしや鶯の母子呼び合う午後のひととき
13
もっと見る
まぽりん
梅の花かざす乙女の袖濡れて止まず恋ひしき初雪ぞふる
108
もっと見る
浅草大将
夏草の繁き通ひも今は絶え跡も隠るる轍さびしも
14
もっと見る
まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
もっと見る
芳立
代掻きを終へて田の面に南より風が薫ればさざなみの立つ
12
もっと見る