行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
卯月
しらたまよ天竺までも飛んでゆけ みーこ、みーこ、と舞い上がる鳥
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滝川昌之
そんな服持っていたかと見ないふり同窓会に行く妻若し
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滝川昌之
誰の手と選ぶことなく温めれば抱きしめられる缶のコーヒー
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滝川昌之
日短かに夜目が利かぬと帰りゆく高鳴く百舌鳥の声ぞ哀しき
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横井 信
朝焼けに雲の辿った空の道そっと目で追うひかりの出口
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横井 信
葉の落ちた桜並木も晴れ渡り脱いだコートを抱えて歩く
11
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横井 信
どんぐりの転がる山の入り口でひと息ついた僕のおしゃべり
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横井 信
山茶花の花びら揺れて街角のハクセキレイに晩秋の雨
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ななかまど
もみじ葉を右にひだりに散らかして木枯らしの素手えりもとさわる
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恣翁
片時の 仮寝の夢にしありけるを 如何で憾まむ 心変はりと
11
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夢士
朝霧の晴れてきらきら木の葉散るコーヒーのかほり里山の庵
11
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灰色猫
皆さまが心に奥で感じてるそのしめやかな歌にふれたい
11
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ななかまど
せわしなく首うごかして鵯は柿のこずえをわが城とする
7
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夢士
急激な冷え込みの朝初コート雨跳ね返しきらりと光る
8
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灰色猫
地図もないふんわり歩む月面に私を縛る信号はない
9
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ななかまど
山の端のいろ消えるまで見つめおり霜月のそら入り日は早く
7
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灰色猫
たけのこを産湯につけるやわらかく湯だってしまわぬように
9
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滝川昌之
ノールック欲しいところに酒を出すドンピシャパスを心得た妻
20
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滝川昌之
道を掃く会釈で過ぎる人は稀(まれ)誰かの業と知る眼持ちたし
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滝川昌之
堰と成り雨水を止める落ち葉には潤う鳥の囀り嬉し
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