うすべにのお気に入りの歌一覧
継海
悲しみの色は黒とは限らずや 届けられたる白菊を見る
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ななかまど
雨あがりのぼる花影立葵空の深さにまだ濡れる風
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ななかまど
麦の穂のなかを駆け行く影ひとつ思い出だけが風に溶けゆく
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リクシアナ
夏至の日を静かにきざむ花時計あめは銀色さっぽろの色
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ななかまど
麦わら帽わすれ歩けばこれほどに水無月の陽は容赦なき刃
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茂作
待ちわびて思ひ重ねるほととぎす 夢に聞こえる夜半の一と聲
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ななかまど
湯のあとにひんやり白き冷奴一人の夜を絹と名づける
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リクシアナ
寂れゆくただ寂れゆく故郷の駅にいや増すルピナスの花
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澪子
少しだけヒールの高い靴を履きドアを開けば初夏のそよ風
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茂作
折々に聞くもさやけし雨上がり 夏うぐひすは聲ととのへて鳴く
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舞
猫バスの翔ゆく跡か青葉木ら伸びするごとく旋風の立つ
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茂作
警策の音一閃に打ち響き かすかに搖れる線香の烟
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ななかまど
香煎のにおいほのかによみがえるちゃぶ台囲む昭和のおやつ
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ななかまど
芍薬の揺れるは風か心かと か弱き君の笑みに影さす
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ななかまど
子どもらのおらぬ校舎につばくらめ子育てはげむ貸し切りの宿
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舞
深山へと散りゆく桜花びらの一葉と入る名無き湯の宿
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杜鵑草
たのしみは不慣れな父の手料理を眉もひそめず子が食べるとき
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舞
ひとひらの 花の便りは 乙女子の 年十五六 背の肩にのる
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千映
八重さくら散る花びらに託したい友よ元気か待っててけさいん
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へし切
腰痛めしばらく休んだウォーキングたった七日で弱る足腰
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