うすべにのお気に入りの歌一覧
へし切
草むしる照る陽に滲む汗を拭く蝉も鳴き止む墓苑の静寂
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ななかまど
手をかけぬかぼちゃの蔓は広がりて思わぬところに数を実らす
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茂作
乙女らと遊ぶ手花火夏の夜に消えても殘る胸のときめき
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ななかまど
この夏は何かが壊れ始めたか北の大地は四十度の熱
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天野まどか
この星の恵みの水を一息に飲み干す朝の光の中で
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ななかまど
鉄砲百合ふるき銃身に似て咲けりつらぬかれたる愛は純なり
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リクシアナ
酔い醒めて独り見上ぐる雲居月ラジオ手繰りてジーエスを聴く
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つばす
梅雨明けの遊歩道際の野苺を 食べて感じた初恋の味
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舞
出張を帰りて見れば良きわが家注文多き宿屋なるとも
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継海
悲しみの色は黒とは限らずや 届けられたる白菊を見る
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ななかまど
雨あがりのぼる花影立葵空の深さにまだ濡れる風
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ななかまど
麦の穂のなかを駆け行く影ひとつ思い出だけが風に溶けゆく
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リクシアナ
夏至の日を静かにきざむ花時計あめは銀色さっぽろの色
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ななかまど
麦わら帽わすれ歩けばこれほどに水無月の陽は容赦なき刃
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茂作
待ちわびて思ひ重ねるほととぎす 夢に聞こえる夜半の一と聲
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ななかまど
湯のあとにひんやり白き冷奴一人の夜を絹と名づける
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リクシアナ
寂れゆくただ寂れゆく故郷の駅にいや増すルピナスの花
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澪子
少しだけヒールの高い靴を履きドアを開けば初夏のそよ風
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茂作
折々に聞くもさやけし雨上がり 夏うぐひすは聲ととのへて鳴く
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舞
猫バスの翔ゆく跡か青葉木ら伸びするごとく旋風の立つ
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