うすべにのお気に入りの歌一覧
へし切
南天のつぶらな朱実のやさしさに何ごとも無きはしあはせなりと
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横井 信
金曜の夜のお風呂でゆっくりと思い浮かべる畑の予定
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秋日好
昨日より太った月がぽっかりとマンボウ真似る秋の落日
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へし切
一輪のさざんか咲けば 少しだけ温もりほしき もう冬どなり
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ななかまど
人恋いて陽射しを恋いて来る猫の立てる尻尾の影長くなる
12
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ななかまど
耐えること良しとし生きる秋の蝿障子の桟にただに動かず
11
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独独静
秋告げる風惜しむ時ないままに肌を貫く冬告げる風
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へし切
散らし雨 道ばた染めて金木犀ひらりひらりと 落ちても香る
11
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茂作
紀の國の神のやしろの丹生都比賣 異國の媼の二禮二拍手
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へし切
秋風にコスモス揺れて 野の原に遊ぶ元気な幼子の声
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ななかまど
頼られて頼ってすごすひとときが永遠なれと妻の背を見る
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へし切
お迎えは未だかと問はむ仏前に「そうね」と揺らく線香の煙
11
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横井 信
冬鍋を思い浮かべて大根の種を蒔いてく残暑の畑
13
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秋日好
雨浴びたダリアの枯花摘みゆけば倒れた茎の立ち上がり来る
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秋日好
つとつとと降る雨も良し京の夏鱧の炙りに酔った後なら
11
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ななかまど
それとなく朱を入れはじむナナカマド二百十日を秋として立つ
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横井 信
カミナリの夜中の雨のあと残る駅のホームで待つ秋の風
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ななかまど
人生の初めにありし戦争を亡母は詠みおり昭和の日記
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ななかまど
誘われて帰るわけではないけれど来世は良いと風がささやく
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澪子
語り部の車椅子押す白シャツの少女の目元涼しき真夏
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