源家末裔のお気に入りの歌一覧
突厥
偽者になりすまされし姓名で穏やかな場所消えし運命か
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秋日好
裏路地でおじいちゃんとすれ違う同時に傘を閉じる冬雨
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滝川昌之
靴底が冷気を拾う寒の入りコートを何度も合わせ直して
20
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石川順一
味噌汁の雑炊ニラも少し入り味付けのりを食べる昼かな
15
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吉野 鮎
軒先のさかばやし久し吊られゐて茶黒きたまのこの年も古り
17
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inosann
底冷えに震えるからだが引き寄せるストーブの仲は縮まるばかり
18
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石川順一
おにぎりは豚味噌そぼろおかかなりサンドイッチも補助食とする
11
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滝川昌之
冷えた手をストーブの上で暖めてまた洗い物 「勤労感謝」
21
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まあさ
上弦の 月が輝く 今日だけは 秋虫たちが 月に告白
16
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藍子
行く秋に別れを告げる紅葉の鮮やか赤目に焼き付ける
14
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灰色猫
虫の音の途絶えた朝に寒々と明け初む星に冬来るを知る
26
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吉野 鮎
山茶花の一輪ほどけまた一輪蕾の先のやさし桃色
21
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inosann
木枯らしが「ヒュー」と心をすり抜けて故郷の気配を残して行きし
21
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石川順一
雨が降るドングリまくのはいつにする今日でいいのだそれでいいのだ
13
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滝川昌之
何方かの何時かの想い閉じ込めた古書の中から銀杏の栞
25
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まあさ
雲ひとつ ない大空の 向こうから 誰かに呼ばれて みたい土曜日
24
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あゆか
高速がうちの畑を通るそう神社と寺と人家を避けて
14
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へし切
秋深みもみぢしにける山々の空の果たてに木枯らしの聲
30
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恣翁
鐘楼の礎に 紅き濡れ色の楓 時雨れて 吹き寄せられけり
20
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灰色猫
木枯らしに年の終わりを想いつつ冷え込む朝に霜月を知る
27
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