梔子のお気に入りの歌一覧
恣翁
この夏を忘れかぬれや 児ら上ぐる 未練の花火 秋蛍なめり
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聴雨
わが心さらふが如きとほり雨うた詠みびとを恋ふる心を
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詠み人知らず
山さくらまだきに匂ひたちにけり彼岸にそなふる一対の花
11
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藤久崇
枯れ果てし 澪にも降れる 露なれど 染むにや固き 磐のうらにも
17
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藤久崇
雨風の 乱れも未だ 十五夜や 昔の月と いうは易きも
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藤久崇
学び舎の 夢の通い路 馳せゆけば 友は昔の ままにありけり
54
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麻
はだれ雪ふるかひなしや消えかへり木ぬれに残る春の夜の月
32
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灰色猫
真夜中に開け放たれた理科室で仄かにひかる三角フラスコ
25
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秋日好
忘れ貝片身を波に奪はれて忘るものかは いやましに戀ふ
33
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へし切
白波の寄する汀の忘れ貝 拾はば妹は忘るものかわ
33
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灰色猫
たむろするコンビニ猫の間では噂が高いファミマのチキン
23
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果禾緒
きらきら消える風花はきっとあの子がふっと飛ばしたシャボン玉
7
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琉翔
そら模様 君の心と 共に揺れ 雨に紛れた 瞳の雫
8
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なかしぃ卿
白鷺や化粧直して白すぎと呼ばれる城ぞ姫路城なり
9
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藤久崇
咲く梅に 月もかかれる 春の夜の 文の山分け 朝を迎えぬ
25
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麻
雪わけて匂ひそめてむ梅の花むかし契りし人は見ずとも
14
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藤久崇
寒風の 吹くとも耐えむ 猶咲ける 春の証しの 梅を守りに
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夢士
下草を指でかき分け蕗の薹春は足元小さき緑
26
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片井俊二
耳元へ君の微かなささやきに冬の夜空の星も瞬く
7
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月虹
見上げれば半身の月が横たわる今の僕には君が足りない
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