春野はなのお気に入りの歌一覧
灰色猫
一羽では 寂しかろうと もう一羽 こしらえ並べる 雪うさぎ
53
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滝川昌之
雨冷にお湯割りにしたオールドは去りし花火と恋をうかべて
27
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秋日好
結句では滞りなく緩みなく流れに逆らう時には覚悟を
16
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秋日好
庭採りの林檎をひとつ剥いてみる上る香気にからだ喜ぶ
19
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石川順一
よく出来たケーキを食べると胃が弱いそんな法則めったになくて
11
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ラベンダー
何処からか 漂ってくる 花の香が 移ろう季節 そっと知らせる
39
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ラベンダー
うたを詠む 下手くそだけど 詠んでみる 意味がなくても 意味があっても
25
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へし切
秋の雨しくしく降れば鬱々とこころも晴れぬ鈍色の空
27
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灰色猫
着飾った言葉で遊ぶ幼さを捨て去れぬまま空虚を詠う
25
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へし切
ほんとうに欲しいものとは何だろう思い出ひとつまたひとつ捨て
32
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灰色猫
星杖の魔法で生み出すその馬車をかぼちゃに変える呪文をください
20
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ゐわむら
熱がある貴女は「平気」と言ったけどつかない既読が宣告のようで
10
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へし切
ふるき家の窓辺に映る入り日影 帰らぬ人の思い出めぐる
23
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ゐわむら
前の原に季節外れの百合が咲きすがる希望に秋の風吹く
12
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石川順一
使えなくなるペン先を訝しむインクのぬばたま残って居るのに
15
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灰色猫
登下校いろとりどりの傘が咲き未来もきっといろとりどりで
23
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灰色猫
じっちゃんと一緒に突いた石臼は今はめだかの楽園となり
27
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灰色猫
理由などなくてもいいの君という今があることそれだけでいい
19
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灰色猫
永らえぬ花の命を生きてゆく刹那であっても誰か潤し
23
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へし切
君は花 気づかぬ場所で美しく 何処かで誰かに 笑顔をくれる
24
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