朧月のお気に入りの歌一覧
恣翁
ジャングルの極彩色や 地の果てに爆ぜし断片 翡翠ならむか
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へし切
風が泣く帰らぬひとの愛しさに影により添ひ一夜をおどる
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ながさき
釈尊と 吾等衆生と 法華経は 一体不二の 蓮華の如し
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リクシアナ
草分かつ風に枯れゆく荒庭に初菊ひかる夕焼けの窓
21
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沙久
人間はどこまで卑劣になるのだろう 今日も何処かで血が流れゆく
14
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コーヤ
林道の若葉が踊る散歩道触れゆく風が暑さ和らげ
18
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灰色猫
金色の繭を夢見る蚕たち熟蚕ひかえ眠りへおちる
16
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葱りんと
「私なんか」という言い訳が 口をつく夜 涼しい秋風
13
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へし切
手にとれば香こそなつかし女郎花 秋の野風にやさしくなびく
23
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恣翁
よく冷えし梨の実の皮 氷の珠を削り出すがに 小器用に剥く
18
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麻
さらでだに千々に乱るる秋雲を映す水面に夕風ぞ吹く
25
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リクシアナ
鈍行に秋津まぎれて発車ベルともに風みる根室本線
23
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葱りんと
電話取り やだなと思えど 仕方なし 謝罪の言葉 するする流れ
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沙久
「我思う、ゆえに我あり」と呟いて ずっと変わらず「好きなもの」追う
16
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恣翁
黍稈を薙ぐがに 卒塔婆朽ち折れて 野晒しと紛ふ 入相なれば
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
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恣翁
午睡より覚めて 渇くに 真桑瓜齧れば 冷たき水晶のごとし
25
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野々花
あやふやな想いはいつも流されて涙みたいに秋止符をうつ
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詠み人知らず
水はじき夏の終わりを惜しむよに子等の歓声飛び散るプール
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夢士
キラキラと朝陽輝く海原へさあ漕ぎ出そうスズランの花
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