Chicoのお気に入りの歌一覧
三條
戦争を歴史用語のひとつだと思ったままで死にたかったね
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恣翁
弾け飛ぶ種のごとくに帰国せし孫 知りけむか てぃんさぐぬ花
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恣翁
松明の光に 月は色褪せて うたてき空気 漆黒に尽く
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萱斎院
そらごとも浅茅が原によせかへす のわきの波の月をまつらむ
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桜田 武
雨の中遠くの畑にラズベリー採り草葉に目立つ赤い果実
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桜田 武
孫乗せて札幌に送る老い二人久方の高速に緊張す
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アシタカ
コンビニでビールを買っていそいそと辻を三回曲がって帰る
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音蔵 雅秀
窓開けば 近所の声の良く聞こへ 宅配うちかと玄関戸開く
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アシタカ
玄関の鍵は閉めずに半年がまだ一歩めを進めずにいる
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かのん
手のひらの上でころがすボールペンあしたのきみに手紙をかくよ
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かのん
孤独とは対戦相手ではなくておなじほう見る静寂の母
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かのん
ごはんなに?煮たの焼いたの和えたものなまえつければりっぱなおかず
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うすべに
行く風に太ったしっぽを旅立って ふわり横切るちがやの綿毛
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うすべに
くさむらに背丈のばしたひめじょおん 蝶がくるたびゆらりとおじぎ
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うすべに
ゆうぐれのうすい水色吸いとって 花にひろげるあじさいの魔法
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うすべに
弱まれば歌いはじめる小鳥たち 雨をはじいて生きてゆくため
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うすべに
山ぎわによればひんやり抗って 名も知らぬ木のいのちの香り
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うすべに
くろはえに落ちた梅の実さみだれとあまい香りの祖母の手のしわ
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うすべに
ねぐらから潮のにおいをなつかしむ 海なき国のつばめのおしゃべり
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うすべに
熟しても鳥はたべない赤い実を 集める人のふるさとの山
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