Chicoのお気に入りの歌一覧
一秋
側溝の流るる水をはねる陽に魚影揺らいで春の天つ風
4
もっと見る
海野 冬雪
老伯父を短期施設に預け行く 母と二人で介護しきれず
2
もっと見る
茶色
雇い止め恨みはあれど吐き出さず悔いなく終えて心は清し
7
もっと見る
茂作
きのふけふつぼみ開げる櫻かな うたげ仕度や人急ぐらん
10
もっと見る
びわ
テーブルの桜が見事開花するパソコン打ちつ花見楽しみ
4
もっと見る
彫出 画
泣きながら凍える日々を生きてきた 心の焚き火に手をあわす
5
もっと見る
中康
本好きの 父親似ない 息子あり独歩自己流 遠回り行く
4
もっと見る
舞
つぼみゆく 春青空の ビル谷に 季節告げて鳴く 海猫の声
7
もっと見る
継海
桜色付け足しながら峰走り向こうの山も千枝のフリル
9
もっと見る
伽津童子
夢にても我が良人呼べど夜明ければ人知らざらむ空の片恋
2
もっと見る
谷村思亜
花よ花 雨の中にも薄紅に ひたむきに咲くひたむきに咲く
3
もっと見る
Aquarius
抜けやすき布団となりて10分のスヌーズを春のせいにしたり
3
もっと見る
ななかまど
ゆいレール十九の駅を乗り継げばちゅらかーぎーの乙女乗りくる
12
もっと見る
カプチーノ
君はもう別れの道を選んでるうつむき加減の視線の先に
5
もっと見る
只野ハル
傘差さず止みかけの小ぬか雨行く両手背中で指絡めつつ
3
もっと見る
只野ハル
酔いしゆえ膝の古傷気になりて下り階段冷たい手摺
5
もっと見る
只野ハル
即既読つかない君に凝りもせず半ば冷めつつ甘言綴る
4
もっと見る
杜鵑草
人影に覚めて響めく鴨の音のわざとがましく歎かずもがな
7
もっと見る
仙人の弟子
肌寒し冬の名残が悪あがき笑う桜は余裕しゃくしゃく
6
もっと見る
横井 信
桜咲く濡れた畑の片隅にちょっと顔出すじゃがいもの芽
9
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[838]