大森ゆきえのお気に入りの歌一覧
月虹
溶けかけた路肩の雪は幸せの色をしてると気付く一月
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乙女田虎子
まだるっこい「ごめんなさい」ですむことを。よくうごく箸 喉仏見る
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林林
お納戸にあるはず星の王子様白い表紙にしみあるあの本
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松本直哉
売り言葉買ふ気にならずさびしくてただぼんやりと海を見てゐし
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すばる
返事など期待しないで君へ詠む 三十一文字の祈りの言葉
71
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詠み人知らず
限りなく優しくなれることがある それが何ゆえ 続けられない?
18
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裕二
夕食のメニューたずねる気軽さで結婚しようときみは言ひけり
5
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潮月繁樹
夏まぢか安芸の鳥居の水平に入道雲が如意と現る
28
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詠み人知らず
愛人は猫族だった きつかった 吾を脅したり なぁなぁなぁと
12
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詠み人知らず
望むのはただ平凡な日々なれど それを許さぬ 神とは何か
17
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まちこ
ボリュームを一九にして別れへと行きたくなくても別れへと
8
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まちこ
ほろにがいコーヒーの黒に見るものは小さなわたしと難しい恋
18
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松本直哉
あさり貝かすかにくちをひらくおときこえて鍋の煮たちゆく宵
8
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芳立
英語ではrapeといふの 菜の花はきのふもけふも雨に濡れつつ
7
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花信
てんじょうのたかきことにふと安心すわがたましいは何を望んだ
6
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いろはに
僕達は半透明で重ねても重ねてもただ滲んでく白
5
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おとめつばき
「恋する」の理由さがしているのです 昼はひねもす夜はよもすがら
3
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詠み人知らず
こんなのが春の嵐というやつで 危ない恋に 例えられるね
15
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詠み人知らず
雲はもう山を包んで霧になり その灰色に わたしは沈む
18
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林林
「春や春山羊が草食べかわいいな」牧場に来て句を詠む息子
21
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