呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
芳立
ふきはらふ蒼き北風背に染めて白さ光れる富士の線かな
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へし切
この三年 三十一文字に魅せられて 余る拍手に また 励まされ
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芳立
春遠き尽きせぬ闇にあかりして甲斐なき身にも願ひたまへり
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へし切
神さぶる杜の社に手を合わすこの一年の仕合せ祈り
28
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へし切
除夜の鐘遠くに聞きつ新玉の春を迎える静やかな夜
32
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河のほとり
白雪は梢の清き光にて早咲き初めし花かとぞ見る
18
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麻
暮れ果てむ今日の月こそめでたけれ思ふ心のあればなるべし
21
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へし切
さらぬだに冬ぞ侘しき思ひ寝の臥す夜は君が夢に見えける
27
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河のほとり
もみぢ葉の明日はいかにと思ふにもいたくな吹きそ夜はの山風
20
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河のほとり
葦鴨の霜置く羽も池水もやがて氷らむ月を映して
18
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芳立
冬ふかき闇夜の果ての東雲はあやまちきたるわが道を知る
13
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麻
雪の花咲き始むべき心地して窓の氷も春がすみかな
29
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麻
墨染めの冬の夜空を眺めては心にかれぬ三日月の露
30
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へし切
暮れぬべきこの一年を愛しみても思ひ侘ぶらむはや師走かな
28
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たけくらべ
冴ゆる夜の君を思ひて待つ吾は冬に朽ちなむ枯れ木立ち哉
24
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へし切
白雲の立ちたる空の冬木立こずゑ高きに散り敷く落ち葉
26
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麻
さねかづら実はくれなゐに染めながらしらじらむすぶ霜のあけぼの
33
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萱斎院
もみぢ葉の落ちて流るるたぎつせの はやき思ひをえこそとどめね
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萱斎院
つもりぬるもみじとばかり言の葉も やがてしぐるる世の気色かな
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河のほとり
言はばやなつもる思ひのあまりては宿をうづむるけふのみ雪と
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