鳥羽薊のお気に入りの歌一覧
風来坊
昼下がり 暇持て余す 日の光 消える白雪 泡沫の夢
6
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恣翁
葉を落とし 箒の如く 枝を張る欅を透かす 午後の冬の陽
22
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潮月繁樹
頬づえをつきて鏡に映りしは見たこともなき悲しき人か
13
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矢車菊
あらわれてやがてしずかに消えてゆく雲はさよならの文字のごとくに
16
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矢車菊
こぼれゆく涙が魚に変わるまでわたしは一夜うたびとになる
18
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矢車菊
何度でもきみにさよなら言えばいいわたしがわたしに許されるまで
6
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紹益
蝋梅の 黄色い花が ほころびて 春のおとづれ 待ちわびる頃
22
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月虹
一日の終わりに開く液晶に歌の波紋が淡く広がる
281
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詠み人知らず
やっと今 あなたは側に 来てくれた 寂しさと言う 実態になり
7
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月虹
手のひらを君と合わせるおまじない運命線を強く重ねて
96
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和竹
会えぬ日の数も忘れる寂しさに花も萎んで落つるばかりに
5
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朔夜
猫はまだ生きては居るよ足元に触る記憶を留める内は
3
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みなま
できたてを拾う師走の朝の道 犬の身体のぬくもり伝う
8
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水海はるこ
洗わないところがあってもいい体抱かれる見込みなどない体
7
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