己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
別れ道いつか來た道たどる道明日への道は花散らす郷
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ことほ(言祝)
石蕗を母と二人で指染めてむいて過ごした春の一日
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un
落つる葉の一葉ひとはに名前など付けるべきではないと知りつつ
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石川順一
葉桜に鳥は蜜吸ふために来る河津桜の開花の早し
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九條千鶴
人知れず咲いた桜の影宿す花の筏に惜春を知る
11
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灰色猫
夏からのその封筒をひらけたら誰かの光になれたでしょうか
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滝川昌之
ほんのりとソメイヨシノの枝先は初めてひいたルージュ程度に
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月虹
ままならぬ今日の切なさ消すやうに今宵まだらに星かくす雲
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コタロー
ゆつくりと流れる川の水底の餌を喰ひつつ鯉が搖蕩ふ
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灰色猫
はるかぜに嬲り吹かれる桜木の散るひとひらに君が面影
18
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ななかまど
冬の日はひかりの余韻たて糸に風のゆくえをよこ糸に詠む
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横井 信
ゆるやかに 雲が流れた 帰り道 見上げた空に 光るシリウス
15
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葱りんと
ふるさとの訛なつかしカーリング そだねージャパンを 応援し聞く
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灰色猫
永遠に鏡面世界を反射する歌もいつかは刺さるでしょうか
18
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滝川昌之
転居先不明で戻る年賀状 紙切れ一枚分のサヨナラ
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なかはらやすひこ
太陽がみかん色した夕焼になるのを僕は後ろで見ていた
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詠み人知らず
さよならの言葉をだれかに云われては 「おかえりなさい」を云う時を待つ
9
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詠み人知らず
君の名を 夜空に呟き 眼を閉じる 続く世界にまだ 追い付けない
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灰色猫
悲しみのこもった花を手向けてねあなたがぼくを忘れるために
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こぐまじゅんこ
爽やかな笑顔で医師が告げましたきれいな胃です異常なしです
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