さやのお気に入りの歌一覧
宇津つよし
金曜日エサに群がる鯉たちが口々に言う 恋は貪欲
15
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三夏
信じてた王子が白馬で来ないのでこれから徒歩で説得に行く
80
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おぢ丸
「優」という文字が「傷」に見えるほど衰えているこころの視力
27
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あみー
ああ俺はしわっくっちゃのシャツだけど着る奴くらい選ばせてくれ
7
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山本克夫
もし二人どれだけ離ればなれでもこの朝日までは、たぶん、等距離
10
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宇津つよし
神様へウマいコーヒー飲んでくれ俺の生きざま角砂糖だぜ
7
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あみー
補助輪のように支えていつの日か必要とされなくなるなんて
14
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宇津つよし
焦ってる窓打ちつける雨粒に 季節は僕を追い抜いて行く
2
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山本克夫
二月のつめたい雨粒がいつまでも降りそそぎ誰も赦してはくれない
11
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田中ましろ
ふりだしに戻る のマスがこの先の六マスすべてを埋め尽くしている
16
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宇津つよし
午後からは雨が降りますケータイに二時もらい泣きとメモをしておく
9
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鷹雪
得るときに何も気付けぬ僕たちは失うときだけ体温を知る
40
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宇津つよし
カフェオレがモルヒネならば不老不死不眠不休で胃にやさしくて
6
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南 葦太
ヒゲ面の勇者が何度助けてもお姫様には危機感が無い
3
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田中ましろ
切なさが観測史上最高の積切深度を記録しました
35
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山本克夫
明け方の赤い自転車 通常の三倍速で配る新聞
2
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宇津つよし
まるくなれ俺の人生まだ四角 うまくまわらんあちこちイタい
6
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山本克夫
軽そうにみえる段ボール箱の中に詰まる記憶があんがい重たい
1
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ほとり
かみさまのような瞳でおごそかにわたしをみたりなんかしないで
5
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南 葦太
うがいなど無用 君からうつされる風邪ならむしろ養殖したい
4
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