東娘のお気に入りの歌一覧
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螢子
京都駅一番はじっこ〇番線故郷行きは今も遠いまま
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櫻日 誠
ありがとうたった一つのメモにある綺麗な文字にわたし恋する
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まこと
不良少年のままで走りたかった 夭折もなく 体力低下もなく知力低下もなく
9
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まこと
暑きひの父の法事の提灯に 子供一同の署名なつかし
6
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まこと
コマ劇ははいったことないとこなれど閉鎖さびしい歌舞伎町広場
2
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たちかわ
シクラメン鉢の手触りしたたかなわたしを強いる玄関のドア
10
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たちかわ
くたくたのティーバッグひろいあげるときもう絞らないゆびのやさしさ
9
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たちかわ
帰りたいきみの味方をするように開閉せわしない自動ドア
6
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たちかわ
壊れかけてるタンブラーの口そっと塞いでからだをはこぶ月曜
6
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庭鳥
炎天に立ち枯れていた。この雨で芽吹いてきたよ歌を伴い
11
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水島寒月
歌会の始めに捧ぐ黙祷の静寂は深き長月半ば
4
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詠み人知らず
脱ぎ捨てた私の下着からも父の精子の匂いがするの
4
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浅草大将
かたじけもなきの涙に忘るまじいま再びのよろづ手の恩
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さる
中秋の名月ながめ酔ひしれて遥かはなれた君を思ひつ
16
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詩月恵
顔のないあなたに焦がれ泣きじゃくる今宵わたしは中秋無月
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詩月恵
何度でも夏が来るたび向日葵はおひさま見つめ微笑むでしょう
14
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YUKIHIDE
ゆくりなくこの遊星に生まれきて手をつなぎ居る妻と子とわれ
8
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加祢
あを山の色風にほひ田草敷く日をふりさけば峰雲の立つ
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加祢
枝の花も実も葉もおなじひともとの橘なれどなどてあらそふ
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ゆびきゅ
「特別な人」などいない特別な意志を支える夢があるだけ
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