秋日好のお気に入りの歌一覧
ななかまど
木漏れ日が若葉を透きて届くとき春の目となり吾を照準す
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横井 信
雨の日の濡れた道行きふと気づく穴の空いてる僕の革靴
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へし切
老いてなほセカンドライフと鞭を打つ老後にライフは少ししんどい
9
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千映
高齢に厳しい日和指先が薄ら寒さに仕事休める
5
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恣翁
古池や 蛙飛び込む水の音 主の去るとも 季は巡り来む
7
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恣翁
「日の暮れはさぶし」と 洩らす唇を塞げば 小さき肩ふるえけり
10
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恣翁
夕闇を驚かせたる 蝙蝠の羽音 追ふがに街灯り初む
9
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恣翁
ゆく春の暮るるに委せ 風の無き街に 薄闇はびこれるかも
9
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恣翁
ゆく春や 重たき琵琶の抱き心地 虻も葉陰に夢見たるらむ
10
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恣翁
目蓋の裏を 怒りと昂奮に染め 血の色の月のぼりけり
7
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横井 信
駅前のツツジのつぼみ膨らんでじっと待ってる初夏の風
9
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杜鵑草
宗とある石鎚山ぞ神さぶる雲間に雪の峰を見るにも
7
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杜鵑草
大地震を昔語りになし果てじただ見し人のあらざらむ世も
10
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へし切
散り初めしさくら吹雪を惜しむがに河の岸辺になのはなは咲く
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ななかまど
春の陽がほくらほくらと射しくれば風やわらかく雪解けの音
12
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恣翁
夕空は 薄紫の透明な膜に包まれ 雨を匂はす
9
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只野ハル
父親に抱かれ線路の柵越しにホームの母にママバイバイと
5
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ななかまど
生み落とすわれがつむぎし言の葉よ見えない空の向こうへ届け
11
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横井 信
満開の桜の花に酔っている町に激しく夜の春雷
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只野ハル
春うららカラシニコフは欠伸して補充パーツはまだ届かない
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