秋日好のお気に入りの歌一覧
恣翁
湯上がりに 羞ぢらふまでの裸体にはあらねど 隠す性ぞ愛しき
6
もっと見る
恣翁
去り際に 残る命を測る目を 友のせしとは我が僻目かは
6
もっと見る
横井 信
高くなる夏の終わりの青空にしずかに響く僕の足音
9
もっと見る
恣翁
ふるるもの 晴るる空へと伸ばす手や 沢瀉の葉の招くがごとき
7
もっと見る
舞
秋田なる 横手山内 蛙らの 声に守らる 道の奥の湯宿
6
もっと見る
へし切
ふるるもの 晴るる空へと 伸ばす手や 月のかつらも 手折りてみばや
9
もっと見る
ななかまど
触れ合えぬ距離を抱きしめそれぞれに画面の向こうの人影を追う
8
もっと見る
千映
蚊の野郎どれほど吾の血が好きなのか液体ムヒの二本消化す
4
もっと見る
舞
地蔵へと風はさやかにゆく夏の果てには揺れる秋桜の花
9
もっと見る
ななかまど
通り雨すぎてあと追う涼し風晩夏のひかり優しく注ぐ
13
もっと見る
恣翁
中年や 遠くみのれる夜の桃 若き乳房に産毛生えけり
8
もっと見る
うすべに
たそがれの川辺にひらく月見草 夕蝙蝠の飛翔目で追う
9
もっと見る
灰色猫
レコードをふたつに割って分ちあう痛みの歌とこれからの歌
6
もっと見る
灰色猫
恋らしきものを砂へと刻めども生きるがためにさらいゆく波
7
もっと見る
ななかまど
この夏は首を振るのに疲れ果て扇風機さえうらみごと吐く
9
もっと見る
へし切
八月は数多の散華の魂しずめ 夾竹桃の夏あはれなり
8
もっと見る
うすべに
ひそやかな竹のささやき 夕風にうねる里山ひぐらしの鳴く
8
もっと見る
只野ハル
猛暑日の予報続けど朝夕に蝉鳴き止みて虫の声聞く
4
もっと見る
只野ハル
体温くらいの室温に脱いでもいいか独り暮らしはフリーだね
1
もっと見る
只野ハル
ただ速く走る喜び追い求むその夢絶ゆるただ寂しかれ
1
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[1552]