秋日好のお気に入りの歌一覧
只野ハル
葉影からお化けキュウリが顔を出す裂け目入るを畑に返す
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只野ハル
猛暑日も続けばやがて飽きがくるアラート見つつジェラート食す
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舞
幾度か濡れて鮮やか紫陽花の滴る雨に色研がれゆく
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恣翁
ぎらぎらと 大暑の陽しは照り返し 往く人絶ゆる道涸れぬらし
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西手心黒
見上げたる夜の丸鏡煌々と照らさるる吾と寂しさ分かつ
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敦希
盛る夏色あでやかに百日紅 汝も粧へとせき立てられて
12
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継海
ゆったりと白鷺歩く水田に腰を屈めた父は今無く
12
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へし切
赤々と萌えて愛しい百日紅 恋の炎を如何に問はまし
12
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ななかまど
引き潮が履き清めたる砂鏡夏雲映す土用丑の日
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横井 信
蝉の鳴く木立をふわり飛び越えて蝶はひらりと熱波をかわす
11
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恣翁
柄の先の紐を 華奢なる指に巻き 雨帯ぶ風を団扇に送る
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横井 信
夏休み遊び疲れて満月は大暑の夜にゆっくりのぼる
11
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恣翁
杣人の影 何処かも 丁々と枝打つ鉈の音の響けば
10
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敦希
雨音と紛う空調 風は無い 窓の開かない鈍色の城
2
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滝川昌之
木々が受け山が濾過した湧き水に足を浸して登山を癒やす
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杜鵑草
わきて今日かまびすしくも聞こゆるは梅雨の明くるを蝉や知るらむ
12
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恣翁
波さへも音なき上気月夜にや 海底の珊瑚 毒を吐くらむ
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うすべに
蚊遣火のけむりながれる縁側に 岐阜提灯の箱拭く背中
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恵雪
日暮れ時 蒼く重なる雲間にて漂うがごと熱帯夜の月
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恵雪
褐色の実もたわわなる椿かな 雨の雫をつやと弾きて
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