海の月のお気に入りの歌一覧
-
あまおう
沈黙に肩を並べて堪えられる 線香花火が似合う関係
33
もっと見る
-
恣翁
明け遣らぬ空に 新聞配達のバイクの音に早 蜩の声
26
もっと見る
-
詠み人知らず
目隠しで西瓜を狙う足もとに落とし穴待つ人生ゲーム
13
もっと見る
-
みん
お互いに照れくさいから愛のある毒を言い合う親子関係
9
もっと見る
-
詠み人知らず
さや豆の筋を外して頂戴ね 母が与えた特殊なミッション
18
もっと見る
-
みやこうまし
祭列の都大路を見上げれば 薙刀鉾が梅雨空切れり
24
もっと見る
-
紫草
薄明のしじまに聞こゆかなかなのあやうきところへ誘いし声か
23
もっと見る
-
すばる
明日からも一緒なんだと分かってるぶんだけ激しい兄弟喧嘩
16
もっと見る
-
あまおう
夏休み ジプリときみは ノーカット特別版でお願いします
23
もっと見る
-
すばる
曖昧な二人の距離を近付ける術を教えてアインシュタイン
14
もっと見る
-
紫草
われひとり臥りて聞ける銀杏の生理淘汰の実の落つる音
18
もっと見る
-
すばる
大人しく並んでいても順番は回ってこない恋のブランコ
29
もっと見る
-
詠伝
好きだった。ヘビやカエルも。雷も。嫌われもののハッカの味も。
12
もっと見る
-
美津村
田の水に映る二羽の白き鳥首をのばして聲鳴き交はす
8
もっと見る
-
みやこうまし
一滴の水が集まり疎通して 花を咲かせる池の噴水
15
もっと見る
-
へし切
あおあおと果てなく続く夏空を見上げて夢を追いし若き日
31
もっと見る
-
すばる
正しいか間違ってるか興味ない ずっとあなたの味方でいるよ
19
もっと見る
-
てきと杉立
地に伏せば眼下の土が壁となる。越えていくなら立つしかなくて。
6
もっと見る
-
恣翁
男に化けて 娘訪ふ河太郎を 照らす夜更けの夏の月かも
33
もっと見る
-
南美帆
幼子の午睡む隙に若き母新刊雑誌をめくる図書館
14
もっと見る
