貝類のお気に入りの歌一覧
へし切
しくしくと君が涙を流すよな秋の長雨はつらく切ない
21
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木蓮
ゆっくりとスプーンで運ぶ氷菓子 雛鳥みたいな祖母の口元
34
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恣翁
丈高き少女は夏を匂はせて 向日葵のごと窓辺に立てり
40
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聴雨
散りいそぎ天を仰げる白むくげ糸撚り落つる雨を掬びて
24
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詠み人知らず
いつからか貴方の面影うすれゆく赤い金魚のゆれる水槽
20
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詠み人知らず
あの頃はあなたの心に棲みついて悲しみだけを食べて生きてた
26
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詠み人知らず
西の空一番星が耀けば君の帰りを待つ寂しんぼ
24
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葉月きらら☆
しましまの横断歩道白だけを踏んでも君にたどり着けない
25
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みやこうまし
雨だれのひっきりなしに窓つたいつるつる躍り詩など誘う
22
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へし切
若き日に君が描きし紫陽花はあの日のままにいつも咲いてる
38
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ウル
横顔をずっと見せててくれないかぼくを見てないきみが好きだよ
5
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へし切
花咲けば散りゆく季節を哀しみてひとを恋ふれば別れに惑ふ
27
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ウル
恋とはねするのではなく落ちるのよなるほどそれは地獄と同じ
4
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ウル
花でさえ咲くべき時を違うなら人も狂って何がおかしい
7
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ウル
いつの日か届くものだと信じてたバスケのゴールときみのまなざし
2
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詠み人知らず
雪白にうすべにさして人肌のぬくもり知らぬ花のすがしさ
43
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あまおう
トーストが ゆっくり焼けて きみのこと 突然、ポンって ドキドキしてる
23
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へし切
手のひらを丸めてつつむ幸せを逃がさないでとはにかみて咲く
24
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ほの香
さへずりもささやく声も其処彼処 音にもあをき色ある季節
22
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美津村
皿の上の最後の一つを譲り合ひ互ひに老いたり妻としずかに
91
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