霧絵エレイソンのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
木枯らしの進軍ラッパ高らかに冬は来たりぬ氷点の街
26
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すばる
家猫が連弾しようと寄って来て自由気ままに奏でるピアノ
19
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美津村
雷過ぎて窓開け放つ病室に雨の匂いを母は喜ぶ
9
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みなま
太腿の付け根の痣の形さえ知ってるひとの消息をきく
14
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松本直哉
はろばろとあきぞらはれてひるさがり音楽室のハレルヤのうた
3
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詠み人知らず
カナリアよ君は毎日うたうべし俺はまいにち酒を飲むから
9
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あまおう
今年度、四度振られた友人の 仕事だけでは なかった情熱
21
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たえなかすず
苺ジャムきらら満月またきららあなたのいないこの街きらら
5
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松本直哉
トゥリラララ小鳥さへづるリラの園トゥランガリラのうたなりやまず
2
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車男
頼まれし原稿ひとつ書き終えてピアノトリオに緊張ほぐす
14
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みなま
聞き慣れぬ音にあなたがいるようで静止している なあんだネコか
8
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南美帆
真夜中に死への恐怖で泣き出した高学年の背中をさする
10
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もぉりもり
まりまりと葡萄のつぶが肥えてゆくことばを愛するきみの晩秋
7
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すばる
咲き終えた花を躊躇いなく捨てる君とは長く続かぬだろう
20
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都詩
ミチオ・カクと見紛う男性手際よくレジ打ちくれる近所のスーパー
7
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紫草
身ごもりしと告げる娘の稚な顔白く透けたる額の愛し
24
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松本直哉
なつやせとひとにはいひて手術後のきみのひそかにおとろへそめし
3
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卯月
瀬戸内の島の浜辺で潮に濡れ(ここはわたしの故郷ではない)
6
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村上 喬
隣席の二人の恋に祝杯を海ぶどうをはむ我は旅人
21
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芳立
三度目の熱帯夜にもブラウスを脱がないでゐる君のしぶとさ
14
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