紫(ゆかり)のお気に入りの歌一覧
片井俊二
引き出しの三角定規まるい穴 空を見ていた教室の窓
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聴雨
膝かかへ乙女心のよそほひのペディキュア選ぶ春の一色
17
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たみお
道端を 転がり遊ぶ 花びらが 風の姿を 教えてくれる
11
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大埜真巫子.
道端に 萼から落ちた花の眼は車を人を 凝視している
23
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みなま
朝夕に囀り交わすつばくろを見上げ冷やかすくちぶえをふく
8
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みなま
情けない夜はくるんと丸まって幼虫みたいに布団にもぐる
15
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朝がお
母さんの どこが好きと 娘聞く昔も今も いるだけで好き
45
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へし切
燦燦とそそぐ日差しを身にあびて歩むる川辺になのはなが咲く
23
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詠み人知らず
明かり点け恥じらう君の曲線美なお美しい白き柔肌
12
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詠み人知らず
希望とは最も優れし妙薬で 絶望はこれ毒薬である
21
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恣翁
無雑作に羽織れる部屋着 海風に任せて 窓ゆ乗り出せる女
36
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たみお
傷雨戸 破網戸に 穴障子 亡き愛猫を 偲ぶ夕暮れ
2
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へし切
如何にせむ思ふにならぬ身とこころ老ひるといふは斯くなることか
20
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へし切
繰り返す政治とカネの摩訶不思議饒舌な君なぜ口閉ざす
16
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大埜真巫子.
髪を編み ほどきは編んで また ほどく 手ざわりだけを 楽しんでいる
43
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へし切
花のあと春の愁へにつつまるるこころの空に風が吹きゆく
44
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恣翁
ざわめける木々の梢の その先に揺れて 木の芽の銀に光れり
48
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inosann
雪道に見えて懐かし並木道 雪にそまらず桜にそまる
20
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もなca
一面に白き花びら敷きつめてさくら吹雪のなお降りやまず
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遊糸
戦闘だ 乙女の変身五分間春色チークを武器に飛び出す
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