三寅のお気に入りの歌一覧
イマココ
一人ゐて 昼食にせしは 丸ごとのグレープフルーツ 寂しき酸味
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イマココ
更生の 文字を一つに合わすれば 甦 ああそういうことか
24
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日向猫
君のその個性がひかる網タイツ爬虫類ぽくてとても綺麗だ
20
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日向猫
飛梅の硬き花芽は艷やかに主慕ひてほころぶを待つ
30
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
274
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恣翁
夜の底に 見知らぬ顔の湧き上がる 鏡の中に沼気のごとく
23
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朝がお
花に添ひ鳥とたわむれ風に酔う月はささやく生きるは楽しと
22
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朝がお
母さんの どこが好きと 娘聞く昔も今も いるだけで好き
45
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詠み人知らず
病院の食堂の蕎麦すすりつつ 七味のラベル繰り返し読む
25
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みやこうまし
我が一生如何にか過ぎん振り返り人の情けで今日あると知る
16
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紫草
満天の星は瞬き輝けど今夜はわれに何も語らず
12
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ほの香
冷んやりと地下駐車場は物憂げでグレーなドラマはじまる予感。。
12
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日向猫
巷間はベルの響きに賑はへど光が覆ふ闇を忘るな
19
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日向猫
陽を浴びたグラジオラスの切先は遥かな空を求めてやまず
59
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へし切
看病に 疲れし僕は うたたねを妻は微笑み 寄り添ふていた
23
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半格斎
降る雪が髮を濡らすもたぢろがず登校の我兒を見送りし母
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吉奴十三世
天照らす女神を慕ふほおき星 燒くや氷の身もこがれつつ
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恣翁
去る人に 青き柳を 手渡して 併せて送る 春の終はりを
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ほの香
千代紙を子ら戯れに千切りおり邪気なく散らし絵巻一巻
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Tapas
本当に殴りたいかと抑えつけ 問いつめ見つめた悲しき父の目
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