裕月のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
神様に「お帰りなさい」と境内の陽だまり猫も安堵している
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藍子
一面に秋桜の咲く休耕田紅一色で風を含みて
17
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詠み人知らず
レンギョウを教えてくれし人とゆく春爛漫の花野なりけり
29
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みろく
足元に梅の花びら 見上げれば軒端の猫が爪研ぐ三日月
28
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ラベンダー
木々の中 がさがさこつん 聞こえてき 地面を見れば どんぐり絨毯
25
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恣翁
南向く廂の間へと 床移し 冬の日差しを一人占めせむ
25
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藍子
吹き溜まり欅に銀杏様々な役目を終えた葉が憩う場所
16
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
118
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炭酸水
遠慮せずどうぞ召しませ今年の秋を秋刀魚塩焼き紅葉を添えて
27
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inosann
久々に閉めたカーテン開け放つ雨の調べに促されるよう
17
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恋葉
形なき思いを形にするために昔の人は名前をつけた
3
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夕夏
いみもなくじもんじとうのはんじもんこたえはじしんをもってきめる
6
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灰色猫
あの時に君が残した言の葉はずっとわたしのなかで燻る
25
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コーヤ
夏つばき清楚で無垢な咲き姿早散りゆくもなお清き白
32
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灰色猫
ただ一人歩いてきたと思ってたあの日の空と君とが繋がる
24
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風蘭
ざりざりと手の甲なでる猫の舌なでてなでられ愛し愛され
20
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falcon
南天のほのか色づく門口の格子戸開くる初紅葉かな
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緋色
窓に付く白露の如き嘘の数 拭った後の空の灰色
21
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七色コイン
転んでは起きた記憶が蘇るあの頃オレは強かったんだ
16
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そらの珊瑚
合鍵をぽんと渡され てのひらはその重さには気づかないふり
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