へし切のお気に入りの歌一覧
杜鵑草
生ひ立たば孫にアニキと呼ばすべし怪しむまでに人は見るとも
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ななかまど
迎え梅雨しまい忘れたストーブに猫と温もる火の恋しかり
7
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夕夏
しんりょくのきゃんばすのうえかけまわりかがやきのなかかぜがたわむる
4
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うすべに
育つ実の重さよろこぶ枝垂れ梅 ふと足とめる散歩の老女
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横井 信
休日の梅雨の晴れ間の陽だまりで採れたばかりのきゅうりをかじる
8
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継海
刈られゆく麦穂哀哀ハッカチョウ 鳴かずに喰めよ五月も尽きき
5
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茂作
紫陽花の咲く門とこそ聞きて來し 人を尋ねる梅雨走る午後
7
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ななかまど
山法師雨を待たずに実を結ぶ空の湿りに季を悟りて
9
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うすべに
灰色の泣きだしそうな空よそに 雲をめざしてにぎやかな声
7
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茂作
紫陽花の色のたがひに負けもせで そば行く子らの雨傘のいろ
9
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継海
日々生きる 中で普通が邪魔をする 目的地ならサークルの内
7
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ななかまど
語り継ぐ人はいつか途絶えるも遺構は永遠に被災地に立つ
6
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横井 信
出張の疲れ引きずり梅雨前の濡れた道路をゆっくり歩く
6
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茂作
紫陽花の花が好きだと云ひし人 聲思ひ出す梅雨はしるころ
10
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ななかまど
ジャガイモの花咲き出せば梅雨間近空仰ぎつつ実りをぞ待つ
7
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うすべに
かなわぬと思うこころの白い花 恋するひとの香りとほのめく
5
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横井 信
週末の雨の予報にちょっとだけ畑仕事の予定を変える
6
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茂作
咲きそめし瓶にかざした紫陽花の 色定まらず外は五月雨
10
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只野ハル
酔えばまた独り言する独り酒独り芝居を独りが嗤う
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横井 信
駅前にカエルの歌のにぎやかに疲れた僕を出迎える夜
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