へし切のお気に入りの歌一覧
ななかまど
先達の染井吉野の感動を上書きしおり八重の桜は
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滝川昌之
老木の藤のか細き花房を杖のごときに棚が支える
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うすべに
青空に一ッ葉たごの雲わいて 木の下闇にも白い花咲く
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横井 信
曇天の山の向こうの街灯り越えて行けない大河のほとり
10
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茂作
竹の子の知らぬ間に二三寸 明日と定めて友を招かん
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恵雪
夕飯を作り出勤する午後は置き手紙書く スマホの時代に
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ななかまど
それぞれの胸の熱き静止画を持ち寄りながらあの日に帰る
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硝子
忍ぶより燃えよわが戀同じくは熱田の宮もおぼしかけらむ
5
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継海
幾分かモンシロチョウが高く舞う真直に伸びん麦の穂の上
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恣翁
傾きし片割れ月を嘲りて 夜明け烏や 唖々と鳴くらむ
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滝川昌之
海出され飯に味噌汁パスタにと神出鬼没 貝党(怪盗)あさり
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うすべに
お遍路の持鈴のひびく石段に べにの彩りしゃくなげの咲く
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小林道憲
道の辺の垣根にのぞく紫の都忘れに春雨の降る
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横井 信
昨晩の激しい雨に洗われてやけにまぶしい春の青空
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うすべに
浜洗う波ほのじろく朧月 龍馬のかげに遠い舷灯
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秋日好
春花に追い立てられて膝ついて雹の後には青空の月
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茂作
我もまた年をかさねて見つるかな 八重に咲きたる山吹の花
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音蔵 雅秀
俺らしく 良く耳にせど その俺を どこまで知るや 傘寿迫るも
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恵雪
美しくせむと作りしものならず いや美しき蜘蛛の巣の綾
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ななかまど
時として餌をねだるとき老猫はサバンナの眼でわれを見つめる
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