白亜のお気に入りの歌一覧
粕春大君
暗き夜の谷戸のほそみち草深み沢のほたるをしるべにぞする
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粕春大君
群雲の軒端に宿るほととぎす今や五月の空に鳴くなり
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粕春大君
春風のわたる空べにみだるるは去年のなごりのゆきとみる花
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粕春大君
蓬生の露霜しげき古屋にも小柴の門にまつの春風
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粕春大君
冬枯れの草に光るは日にはゆる露と見まがふ天つ玉水
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ケンイチ
野にこころ晒していつか深まりぬ秋にとり撫づ月影の痕
5
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聴雨
微笑みが黄昏いろに沈澱しやうやく馴染むさくらんぼ酒
12
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聴雨
オリーブの花言葉知り朧げに呟きながら手のひらに書く
11
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ケンイチ
ゆきかへる秋一日なり夕ぐれの明石の海に月を居まてず
6
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聴雨
むら雨の訪ねし野辺の傍らの尾花に宿るは白つゆばかり
6
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浅草大将
寝覚めつつうつつの雨に願ふなりゆめみやぎ野の萩な散らしそ
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ケンイチ
海峡を渡るさびしさ異郷にはひときは月の明るくありて
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ケンイチ
散りてなほ君思はせる街角の秋日に軽き影を落としぬ
4
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ケンイチ
はや秋の風にさびゆくいにしへの都に辿る花の残り香
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ケンイチ
村雨を離りゆくひとり幾千の空は住処となるやうもなく
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浅草大将
人なれば二つなき実を世にいつか結べ名なくて野に凍ゆとも
12
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浅草大将
ゆくてには命つくしの道もがなもじの関戸のけふ開かれて
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粕春大君
鳴神を祀りて吹ける風をいたみ天にぞゆずる蝉時雨かな
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聴雨
残る雨ひと粒こぼしけさの陽に涼ほどきゆく白桔梗かな
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聴雨
あかときを渡る雁がね仰ぎみて悲しみ暮るる月は隠らふ
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