おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
桜園
落ち込んで気持ちのしずみし夕げには旦那の作りしやきそばたべる
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灰色猫
はずれ券握って駆ける少年ひとり 生きてることが当たりなんだよ
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もなca
ぬばたまのアボカドそっと握るとき指先だけが知る熟れぐあい
18
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すみ江
紡げない想いを綴るたびぼくはえんぴつみたいにすり減ってゆく
6
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彌生
隣り合う肩を隔てるこの距離は 地球の裏より遠い5センチ
5
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もぉりもり
幸せに死ねるでしょうか 青空が眼鏡のふちまで溢れる夜に
6
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へし切
君いないことの淋しさ流せぬか空を見上げば春時雨ふる
29
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日向猫
寝坊して初めてわかる我が実力こんなに素早く動けたんだな
24
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日向猫
たんぽぽの全き球のフラッフよ 崩れぬはずもないのだけれど
20
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村上 喬
菜の花の膨らみはじめるスピードで別れの季節が幕をひらきぬ
13
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へし切
老ひぬれば惜しむものとてなき憂き世愁ひなけれと望むるばかり
25
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inosann
「よろしく」に「これからも」を付け妻に告げチャペル見下ろす 湖畔の宿よ
28
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遠井 海
ゴミ以下の迷惑メールのくせしてさ思わせ振りな音を立てるな
5
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みなま
ねがわくばドッキリの札掲げつつおどけた仕草でかえってきてよ
12
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もなca
旅立ちを見送る朝のロータリーふりむきながら娘は遠ざかる
16
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村上 喬
氷上に夢のかけらをちりばめてひとつの冬がおわりを告げる
22
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詠み人知らず
心から愛しているという嘘が たぶん世界でいちばん多い
32
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へし切
知らぬ間に三千のポチ頂いて奮い立たすは言の葉の道
26
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日向猫
飛梅の硬き花芽は艷やかに主慕ひてほころぶを待つ
30
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もなca
テーブルに伊予柑ふたつ少しずつほんの少しずつふえる春色
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