千草のお気に入りの歌一覧
茂作
つゆ晴に色を迷へる紫陽花の ふたたび雨を戀ふやこのごろ
14
もっと見る
茂作
長崎の鐘に向かひて祈りする 異國の乙女に陽の高くあり
13
もっと見る
茂作
嬉しくもさやかさやかに聞てけり この夏の日のうぐひすの聲
14
もっと見る
茂作
伴天連の棲まいし時を偲ぶかな 出島に遊ぶ水鳥の群れ
14
もっと見る
茂作
なにゆゑに人の心と競ふかな 變はりやすかる紫陽花の色
18
もっと見る
横井 信
今日がもう過去になってる夜に知る雲の隙間の夏の星空
10
もっと見る
横井 信
朝顔は梅雨の雨の日名前すら知らない川のほとりで咲いた
9
もっと見る
横井 信
思い出を母と語ってなつかしい景色のなかをゆっくり歩く
14
もっと見る
へし切
明時の夢のたぐひか 雨くらし 木末に白き 朴の木の花
12
もっと見る
ななかまど
電柱の陰から手だけはみ出して信号を待つ影法師かな
13
もっと見る
ななかまど
こんな日は咲くのよそうか朝顔は見上げておりぬ梅雨寒の空
11
もっと見る
滝川昌之
回数に制限のある痛み止め風でも疼く発作起きるな
12
もっと見る
滝川昌之
愛犬が逝っていつもの散歩道たるみ引っ張るリードが見える
12
もっと見る
ぜんまい時計
梅雨梅雨と畫面の美人囃せども 無聲の空の 虚僞を指す青
8
もっと見る
さいおん
見まく欲り 我が待ち恋ひし 宵月は 雲間渡らひ 見ゆるものかも
13
もっと見る
さいおん
久方 天雲立 陰夜 春日大野 雨将零
13
もっと見る
横井 信
水無月の暮れ行く空にオレンジのちらりと見えた薄い三日月
12
もっと見る
横井 信
夏至る駅のフェンスに背伸びして絡まる草の目指す青空
13
もっと見る
ななかまど
海に来て耳に潮騒目に青波われ踏みしめる堅き砂浜
11
もっと見る
へし切
待ち侘ぶる 見えない君を闇のなか見えないだけと 君やは在らぬ
12
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[18]