桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
職場ではまだ必要だと後輩に真顔で迫られ病床で足掻く
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へし切
今日もまた孤食のなかに日は暮れてなどか恋ひしい君の温もり
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へし切
貧しさはおいらの所為じゃないんだよ政治に弾かれ社会に弾かれ
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ななかまど
喜多方の蔵の間ゆ射し漏れる霜月の陽の弱く彷徨う
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ななかまど
赤と黄の筵を敷いて霜月に涙して立つ紅葉と銀杏
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滝川昌之
露天にはのぼせたような楓の葉そろそろ上がれと紅つまみ出す
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滝川昌之
冷凍の蜜柑とお茶と弁当とワクワクを抱き乗る夏列車
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灰色猫
100均の紙ポットよりぴよこぴよこと芽吹くビオラを養子に迎ふ
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灰色猫
清らなる水を与ふる立ち枯れき冬の眠りの蓮を身籠る
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横井 信
稲刈りの終えた田んぼにサーカスのそっと広がるテントの明かり
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滝川昌之
探してる言葉は枯れた枝先で北風なんかと戯れていた
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へし切
レジ袋 有料にして世の中は エコな社会になりしかと問ふ
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へし切
生まれ出でて 老いて朽ち果つその日まで 阿るもなく諂ふもなく
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滝川昌之
ひらがなで名前の書かれた裏表紙そんな絵本に会う古書店で
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滝川昌之
凪ぐ浜に最後の秋を求めゆくさざ波の中に家族映して
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ななかまど
立冬の声聞きおれば街路樹は役目終えたと葉しぐれ降らす
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ななかまど
陽だまりで羽を休める蝶一頭 秋陽の恵みいつまで届く
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横井 信
枯れ枝にそっと止まった赤とんぼ差し出す指を素早くかわす
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滝川昌之
秋冷が蒼い楓を撫でゆけば乙女のごとく紅に頬染め
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ながさき
核使用 「絶対悪」と 訴へる 被爆者たちの こころの叫び
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