桜田 武のお気に入りの歌一覧
継海
今はまだ足元弱き早苗でもいつか大地を踏みしめて立つ
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継海
手に重き介護日誌を繰り読めば時さえ止まる最後のページ
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へし切
金を配る 何時ものことだね選挙前 透けて見えるよ その腹の内
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へし切
歳古れば独り暮らしも苦でないがなどか侘びしい孤独死を思ふ
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ななかまど
分断の裂け目に揺れる星条旗思惑まじわり見えぬ行くすえ
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ななかまど
ホトトギス声枯れながら鳴く夕べ届かぬ想い闇にこぼれて
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横井 信
里山をゆっくり歩く日曜の汗を拭って空は夏色
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ながさき
午前四時 闇を突き抜け 陽が昇る 鳥がさえずる 平和な田舎
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ながさき
生きている その身のままで 仏です 死んだ時には「死の仏」です
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継海
刈られゆく麦穂哀哀ハッカチョウ 鳴かずに喰めよ五月も尽きき
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継海
峠越え牛は歩いてやって来た 帰りは重き俵背負いて
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へし切
初めてのお泊り遠足 乗り越えて 大人の道を歩みゆく孫
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へし切
年古れど囲碁の勝負に血が騒ぐこころばかりは老いを知らずや
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ななかまど
迎え梅雨しまい忘れたストーブに猫と温もる火の恋しかり
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ななかまど
可憐なる躑躅ひそかに咲きそめて言の葉ひとつ胸にのこれり
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横井 信
柔らかくヒバリの声は田園の風に乗ってく曇天の空
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ながさき
午前四時 明るくなって 鳥が啼く いよいよ夏だ 夏がまた来る
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継海
知りたいな大空を舞ふ術よりも 惑わず空の線にのる術
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海野 冬雪
年老いて頼り失い迷う人 都市に限らず我が町にも増え
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茂作
母の日に嫁が屆けた紫陽花の 今年も咲きて瓶に飾りぬ
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