ゆうひのお気に入りの歌一覧
よしころも
隠しては隠した分だけとがってく三日月が今わたしをみてる
15
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とうへんぼく
春秋と來度彩るはなみづき色の優しさそのたちすがた
1
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うめこ
君が背に宿る日溜まり額預け吸い込む匂いの夢を見しかな
2
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南 骸骨
入れ歯抜き洗わんとする我に向き「私の頭蓋が抜けた」というひと
2
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ゆうくん
空を染め いまヒマラヤの 風が燃ゆ 海が紅葉の 色に鳴る時
1
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詠み人知らず
家族には鉄人なのだと言ってある 鉄の人なら酸素で錆びる
11
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南 骸骨
目覚ましを切り忘れたる日曜日午前6時のすすきが「おはよ」
5
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鹿男あほでよし
不幸中の幸いばかりかき集め、「幸せ」という幸福がある。
8
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まがね
カーディガン羽織り見上げた空の色夏の名残のキュウリをかじる
11
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南 骸骨
冷たきを取り込みたくて開け放つ窓より最後の蚊が忍び込む
4
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いり子
満月はこのお池には大きいのひとつかふたつ星をおとして
5
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falcon
眼に刺さる瓦礫の浜のコスモスに白くよせくる人魚の死体
12
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あき
灰皿へ愛をひとつぶこぼすたび壁の写真が色褪せていく
10
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あき
大仏がめっちゃイケメンだったって確かそういう意味の歌だよ
11
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枝戯
赤信号青に変わりて人の寄せ引きて歩道の白ぞ残れる
1
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葛紗
しゃっくりとくしゃみ同時にしたら死ぬかという検証 俺は被験者
0
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詠み人知らず
三十年 店じまいセールやっている その店の名が「店じまい」らしぃ
6
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みやこうまし
木犀の花かんざしの風に揺れきらきら散れば金箔の渦
19
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鹿男あほでよし
べろべろに酔わせるはずの夜なのにあなたが頼む野菜スティック
8
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あまおう
きみの出す柑橘系の毒の香がすれ違うたび擦り込まれてく
15
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