蓬ヶ杣のお気に入りの歌一覧
佐倉さぐ
「最低ね!」散ったワインに甦るメロンソーダの放課後のこと
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みやこうまし
タンポポの御所に増えるを喜べず外来種なる傭兵ばかり
12
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サガシス
風に聞く 去り行く人は いずこへと香りは桜 緑青々
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遠井 海
得意げにネット大地に草生やす八歳にしてしまった後悔
10
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漫ろ野
じわりぞわっ ひたひたそろりぎーばたん 冷や汗たらり真夜中のトイレ
8
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たそがれ
「あなたにはもっといい人いるから」と それをお前が決めるんじゃねぇ
41
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紹益
思い出は 心の中で 変化する より心地よく より美しく
17
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亜希子
この季節 いつも寒いだけなのに 淋しがり屋の オナモミたちは
2
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芳立
八月がゆけば無料でくばりたい数のゴーヤと後悔が生る
8
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亜希子
誰もみな 押し花になるのは 平気らしい 朝の篩官と 夜の道官
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五穀米
太陽と月とは分かつテリトリー神無きひとらのシンボルとして
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inosann
背の順に通学路歩く最後尾小さき一歩は未来を開かん
17
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あまおう
初恋は小さじひとつの塩さえも振ってもらえぬファーストトマト
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みやこうまし
春長けて若芽目に立つ木の末に青鳩の来て緑燃やせり
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みやこうまし
かたくりに出会いてうれし小塩山いつも気になる控えめな子等
11
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みなま
君といま共に眺むる櫻花このひとときの永久なることを
12
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みやこうまし
ケアレスラブ咲かしてみたいとふと思う老いの妄想植物園で
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瑞洋
桃黄色 花の陰から見え隱れ あの人を想ひ 空を見上げる
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桜園
いとしげに桜にふれる少年のまなこはなぜかとても優しい
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ふきのとう
無情なる春の嵐に桜花舞い路上染めゆく春のなごりに
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