紀真砂のお気に入りの歌一覧
なかしぃ卿
一年生なりて友達百人をSNSで作る虚しさ
14
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まあさ
自信家の君の内なるストレスを午前三時の歯軋りに知る
82
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桐生賄
立春を 迎え出番の お雛様 梅花一枝 添えて春めく
26
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只野ハル
伝わらぬ想いを胸に夕暮れの君の背中に影を重ねる
14
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やながわ亜弥。
毎日の景色がかわる 空見上げ残り二十日と気が付いた朝
4
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七瀬
消しゴムで消せないことば消したくて 握ったままのあの日の後悔
9
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ゆうくん
葉のリボン 窓に結んで 小六月 届けあなたに 陽射しプリズム
3
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小幸
パソコンで弔辞作る手が止まる娘の肩をそっと抱き寄せ
13
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秋日好
鈴なくし迷ふ小猫の足跡を荊の中に如何に見るべき
74
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みん
口紅をひけば途端に映える、この厚き唇 愛しくなりぬ
6
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おおしまゆきこ
重圧に耐えて機を待つ雪椿 覗く葉先を月だけが知る
3
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ほの香
十円玉いくつも握り赤電話落ち消ゆ音に声詰まらせて
23
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日向猫
新牛蒡の香り引き立つ胡麻油 春の歯応え口中に満つ
24
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ほの香
金山を切り裂くような高音してうぐひすが鳴きやまびこも鳴く
14
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らてん
ふんわりとみぞれ鍋炊き湯気くゆる幸取り分ける木杓子の母
24
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五穀米
化粧して証明写真を撮りにゆくコートの下に春の服着て
21
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もなca
何食わぬ顔で待ってる母親もかなり気になる息子の成果
2
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もなca
緋の色に燃ゆる想いをたぎらせて我が内に咲く曼珠沙華かな
20
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横雲
つれなくも薄くやなれる夏衣忍べる袖に月影の濃し
4
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芳立
わが空のうしとら裂けばひとりみる花火となれや猛き稲妻
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