久保田藍人のお気に入りの歌一覧
あまおう
この夏に出逢える恋にあらかじめ暑中お見舞い申し上げます
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たそがれ
君からの 別れの言葉を 反芻し いい味出るまで 噛み続けてる
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浅草大将
咲けば雨枯るれば風にうたれつつ散らぬ命があぢさゐの花
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りも
サンクスが次々と消えその跡にローソンが立つ千葉県の怪
1
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紫草
子が揃い桜、躑躅の樹下にまく姑のお骨は掌にやさしく
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詠み人知らず
ケータイを「携帯」と書く君が好き そういうわけで結婚しましょう
15
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本間紫織
親指の爪のかたちがそっくりでくしゃってなった皺も似るかな
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芳立
うつそみは道こそ迷へうぐひすのはからひもなく鳴くや法華経
10
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あかつき
一筋のしあわせ頬を伝うのはぜんぶぜーんぶタマネギの所為
4
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かぐら
夜ふかし鬼子母神つつみます古根すすきの向うSouth Train
1
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浅草大将
夜勤明けバスの窓にはこのままで俺は終わりはしな川の朝
12
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聴雨
君待てど雨音のみの聞こえくる窓にうつるはわが憂ひかな
19
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かぐら
汽車は出る わたしはくらげに目をとめて小さな胸はしらくもの夜
1
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四つ目猫
通勤にいそしむ人の足並みを醒めた視線で見送るニャンコ
4
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かぐや
白もやの 田に降り立ちし 白鷺の 伴侶迎えし 羽の広きに
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詠み人知らず
期せずして土日が休みになったので 茫然として月曜を待つ
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いちにのパッパ
夢やぶれ気づけば三十路の弟の町が遠くて長電話する
4
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詠み人知らず
教科書の図の2ー9に描かれてる子宮をあなたがもっていること
6
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しづく
こーやって少しは慣れてきたけれどおどおど入れる朝の珈琲
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まるたまる
届かない指を必死で伸ばしたら早緑の葉が生えてきたりぬ
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