詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
カピバラがぬくぬく温泉つかるようぬくぬく炬燵で丸まりみかん
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石川順一
眠り込む姉は起こせぬテレビ消すテレビの裏にボタンがあった
14
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滝川昌之
プライドを得た夏空の青は濃く雲を蹴散らす梅雨明け十日
20
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灰色猫
やさしさに甘えてばかり大切な礼を忘れて君を傷つけ
33
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灰色猫
しんしんとお互い蛇口が凍結し恋は春までおあずけですね
21
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灰色猫
はるかぜに嬲り吹かれる桜木の散るひとひらに君が面影
18
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石川順一
喉にあるナッツの破片が動き出しむせかえりたり顔を洗えり
15
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石川順一
大垣に松尾芭蕉は四度来て蕉風伝える伝道者かな
14
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滝川昌之
ツィードは午後の陽射しに重くなるボタンはずせば入りくる春
25
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沙久
「伝統をひぎづいでぐのはおめがだだ」首の皺目立つなまはげ叫ぶ
30
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沙久
書き出しは「退職願」嗚呼、これで私もドロップアウトな奴か
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沙久
カモミールの入浴剤でひと息をつくのが私のリセットタイム
17
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沙久
「壊れたら心は元に戻らない」名医が診断書に書いていた
28
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沙久
のどかなる色したビルも十数年前は私の学び舎だった
16
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灰色猫
ご先祖を乗せては駆ける精霊馬いつか乗りたし茄子と胡瓜や
25
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灰色猫
優しさの加減うまく分からずに傷つけあってばかりの僕ら
24
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滝川昌之
学校であった出来事話す子の 身振り手振りの度にうなずく
29
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石川順一
剃刀は何処へ行ったか箱入りの新たにおろす新刃の光
17
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うさぎ
「この漢字なんて読むの」とたずねられ「ひまわりだよ」と たった一言
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うさぎ
(忘れたよ)「元気にしてる?」(嘘だった)あなたは今も私のまんなか
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