雲居の月のお気に入りの歌一覧
麻
篝火や涙の跡もかき消して散るとこそ知れ雨の夜桜
25
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麻
あけぼのと惑ひぬるかなひさかたの夜に十六夜の月の影みつ
26
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麻
白妙の雲の波打ついそのかみ古き砦は隠さふべしや
24
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へし切
偲ぶれば妹が夢路にまつ虫の鳴く音侘しき秋の夕暮れ
26
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麻
よもやまのうつろふ色に染めかねてまつもわびしき秋のゆく末
33
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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光源氏
面影を幽かにしのぶ虚無の月後ろ姿はわび濡れてをり
21
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光源氏
君待てど風にふるへし梅の花いとうぐひすのこゑもかなしき
19
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浅草大将
世を背き心の塵ははらふともつもる誇りを如何にとやせむ
12
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河のほとり
秋の夜のひとり空なるかなしさを月に心のあらば知るべし
24
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河のほとり
月はいさ清にやあらむ人といふはかなきものの夢の終はりに
19
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光源氏
松の戸を幾夜も風はおとづれぬさびしき秋の蔦のもみぢ葉
17
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
68
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粕春大君
浮き雲のひと群過ぎて降る雨は御山をそむる秋のひとしを
24
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光源氏
過ぎゆかばこの世の夢のはかなみをただ泣きわぶる夜半の月かな
12
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
175
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河のほとり
露しげき草葉や遠く乱るらむ小野の夕べの風の行く方
15
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光源氏
長からむ命のほどを如何にせむ風のみだるる浅茅生の露
20
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河のほとり
昔おもふ月の光の曇れればただ虫の音のしげき闇かな
12
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浅草大将
野に逢へば暫し夢路の草まくら仮寝の君にうつつ添へずて
14
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