灰色猫のお気に入りの歌一覧
艸介
白に澄み青に透くよな冬の香に パステルを塗る春が嫌いだ
13
もっと見る
朝野沙耶
「ほら、月がまあるいですよ」ほんとだね、今夜もきみが主役なんだね
17
もっと見る
恣翁
真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
15
もっと見る
横井 信
打ち合わせばかりの続く雨の日にそっと芽を出す道端の草
11
もっと見る
しらず
おつとめ品のシールはがした洋菓子を一日遅れに供える仏に
6
もっと見る
兎桃
我も詠むライ麦畑のホールデンアリーのミット寿ぎしよに
2
もっと見る
音蔵 雅秀
パパパパパ 唯一覚えし言葉なり 言葉無き子が パパのことらし
6
もっと見る
谷真澄
左右逆に靴履いたときの気味悪さ感じていたんだ君との日々に
6
もっと見る
小林道憲
冬越しの灰色のなかに芽吹きたる よもぎの青をいとおしつ見る
5
もっと見る
横井 信
週末の疲れて帰るバス停でそっとそろえる感情の色
12
もっと見る
バジル
買い物のメモには玉子 妻曰く「卵と書いたら途中で割れる」
19
もっと見る
朝野沙耶
意味の雨 言の葉の槍 正論は正しいけれど正しくはない
11
もっと見る
兎桃
唐国の香椿のごと臭うらし椿象の名を調べてみれば
1
もっと見る
谷真澄
引き返す?いまさらそれができようか?去年の我を君、返せるか?
3
もっと見る
へし切
あらぬ世も逢ひ見むとてと契りきなかたみに袖をしぼり寝ぬらめ
15
もっと見る
ななかまど
春の陽に冷露をまとう蕗の薹 萌黄の色の春のきざはし
14
もっと見る
薪
いまだけはうんとやさしいうたをききたいわたしのことあいせるように
5
もっと見る
美生子
紙風船打つ手優しき祖母の目は白く潤みて空を眺むる
14
もっと見る
横井 信
心地よく湯船に浸かる冬晴れの土と遊んだ休日の夜
14
もっと見る
茂作
いもうとに持ちて行けよと妻に云ふ あした畑に春菜を摘みて
12
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[4552]