木犀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
「六時です」いつも通りのアナウンス こんなことにも感激するね
11
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みやこうまし
枯れ松葉さく夜の風に流されて小首そろえて北向きに寝ぬ
9
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みやこうまし
赤からず黄色に咲きて蝋梅のあたり明らむ花の風鈴
12
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芳立
春分けて遠き旅路の陸奥の雪ふりはらひ翔るはやぶさ
13
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光源氏
玉の緒よ絶えてしまえば終はりだと言ふは易し心は難し
8
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むらさきの
おとうとを 泣いて思へど 帰らぬを 永久の別れと 知つていたなら
19
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水島寒月
春霞む新木場の海ゆく舟はひとすじ白き小波をひく
17
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水島寒月
思ふことある風情にてしっとりとつぐみは春の雨に濡れをり
8
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浅草大将
沖をゆくかもめの歌を聞かせつつ人にや何をとふの浦かぜ
14
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海生ろらび
望月に馳せし祈りを授かりて囁かに咲け ムスカリの花
9
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詠み人知らず
あきくさの結びて露となる音を吹きな散らしそ宮城野の風
22
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光源氏
糧のため野行き山行き吾来れど妻や父母忘れせのかも
6
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浅草大将
一群の菜花は土手に咲き初めてなほ陸奥へ行く汽車は来ず
25
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悠
歸り掛け主の居ないボール見て孤獨を纏ふ自分を重ね
8
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悠
梅咲きて春も近きと香がかほるされど舞ひ散る白銀牡丹
13
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垂々
体温で補い合えていたうちに「さびしいよ」って言えばよかった。
44
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浅草大将
ひとしづく頬打つ雨に面あげて朝戸出づればまだ眠る街
27
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薫智
マフラーの糸が一本ほつれてる繋がる為に小指絡めて
11
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