風橋 平のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
さくさくと音を鳴らして踏む落ち葉残る生気が足温める
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日向猫
厳しいと覚悟の上で空を見る ぽっかり開いた冬のはじまり
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ゆきほ
その国の言葉で「ひかり」は「ルミエール」舌を使って優しい音で
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詠伝
世界にさされる痛みがせめて半分で済むよう片目を瞑る
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詠み人知らず
君からの これが最後のメールだろう東京の空 降りやまぬ雨
12
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しづく
遠くなる改札口に落ちていた誰かのブレスレットがひかる
12
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芦澤ノリコ
貰い火に近寄る互いの顔があり煙たいだなんて拒絶しないで
4
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とまと
思い出に沿って泳ぐ魚のように 水槽の中、目を覚ます朝
4
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じゆん
四畳半フォークを聴いているけれど六畳あるので肩身が狭い
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のんぼう
花なんか興味なかった。でも、これはあなたがくれた。咲け クロッカス
7
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南 骸骨
風の音が斜めに突き刺す休日は森を抜けたる狼となり
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みやこうまし
叡山を降れば赤き曼珠沙華 大原の里指し示しおり
13
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細井香
募金箱 賽銭箱の代わりにし手は合わせぬが「復興祈願」
4
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詠み人知らず
マーガリン バターの違いは 何かしら 思想の不一致 それとも身分
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たんぽぽすずめ。
他の国の真似をせずとも月からも見える万里の長城が在り
5
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芳立
月かげに追ひつめられた壁際でイエスかノーか決めかねるふり
19
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inosann
信号の行く手しめすごと灯火のあると信じるあてなき今日に
10
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たんぽぽすずめ。
枝先の最後の柿の葉が散って帰るあなたと出会えた初秋
11
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日向猫
鏡像のプラハの街のグロッサリー 写した人はどこにいたのか
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夏恋
先生は地球の終わるその日にもきっと胴着を身に付け稽古
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