ライテウのお気に入りの歌一覧
あんて
やわらかい林檎の味のキスをして空に祈って握る左手
8
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日野つみれ
風のなか吉田秋生を手渡せば友よ魚群はもう見えないね
1
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ゆみうさ
舌裏の熱を知られる夕ぐれのくちづけ君のぜんぶ知りたい
2
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ゆみうさ
生きずのようなしるしに血がたまる底につくまで愛された夜は
1
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あき
解らずに胸がつかえる日の入りにきゅいと鹿鳴く簡単そうに
12
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凍
もたらしたのは確実に君なのにこれは私の悲しみである
7
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敷島ヤマト
星結ぶ線とおなじで見えなくてだけど切れたとわかってしまう
8
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あんて
羽根のない君の背中は滑らかでなんだか僕はひどくかなしい
6
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あんて
あかみどりきいろむらさきあおぴんくきみとわたしのいろはなにいろ
6
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羽虫
あたらしい言葉を指でつまむたび私の思索は本に読まれる
5
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翡翠桜
そこだけが何故か光って見えるのは君の居場所を知らせるふせん
7
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新田瑛
この世界に生まれたことの証拠として指紋をひとつ置いていきます
1
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羽
鳳仙花はじける種子のあかるさで君が笑ってくれたのだから
27
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あまいりょう
分数もわからぬといふきみの剥くりんごの皮は赤くのびをり
5
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新田瑛
サイダーの瓶を揺すればかけらかけらきれいな骨の鳴る音がした
3
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飯田彩乃
かなしみを濾過できぬゆえわたくしはばかみたいにまた泣いているのだ
8
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桐
やぶかれた端を重ねて夜の海に似たグラデーション さびしいと言え
4
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秋ひもの
永遠はひとりぼっちで見る夕陽 ぼくのシロツメクサの冠
25
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逢
「透明はひと夏の色」と知ってから飲みほせずにいる三ツ矢サイダー
25
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逢
空色は夏のやさしさ失ってもう半袖じゃいられなくなる
6
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