舞 のお気に入りの歌一覧
夏深
逆光のキッチンに立つ人の影間近に過ぎゆ私鉄沿線
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千映2
冬牡丹 笠を被ってひっそりと大人の恋を見ないふりする
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うすべに
雪風にすすきがうねる海原に 舟を漕ぎ出す竹きしむ音
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蔓葵
風さむみさえつる窓のあけぼのはいつよりもなほ春ぞこひしき
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萱斎院
きみのゆく春のみやまのさくらばな いくよふるとも恋ひしかるらむ
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KEN
玉響の 導と燈る 月明かり 天地濁し 狂ふ雪の上
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茂作
借り畑は仕舞ひと云へど春の菜を 育つ翁あり實り無しやに
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び わ
鳩さんが元気に我の足元をちょこちょこ歩き散歩ですかと
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KEN
色の無き 冬を飾らむ ひたひたと 花浮く手水 打つ澪鼓
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横井 信
寒空にぽつりと落ちる冬の雨 焦りはじめるうす暗い朝
11
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灰色猫
白色の傘にこもって雨音のリズムのままに三笠の春へ
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茂作
身に積もる四方の罪科洗はれん 神の息する那智の大瀧
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ひげじぃ
黙浴の貼り紙嗤う長老の濁声吸われ湯気抜きに消ゆ
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紫草
咲きそろう水仙の向きとりどりであなたもあなたも素敵と思う
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滝川昌之
着膨れてまぁるくなった寒雀 梅の花芽に手本を示し
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うすべに
灰色に傘持つ指の先にまで 落ち葉を濡らす雨のつめたさ
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恣翁
白無垢の花嫁姿を 不器用に送る親父に 涙誘はる
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きくゑ
雪を消す雨音ひびく暗い朝香る蝋梅春を待ち侘ぶ
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茂作
ビルの屋に登りて見よとぞ燃ゆる富士 特大かなぼし汝は小さき
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横井 信
休日の朝の列車に駆け込んで乱れた息の白くかがやく
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