雪割草のお気に入りの歌一覧
加祢
つけたるを忘るるほどにいと細きゆびわを見れば鎖に光る
22
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ふきのとう
野良猫は朝の陽射しに誘われてゆらりのらりとエサ求めつつ
14
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加祢
枝の花も実も葉もおなじひともとの橘なれどなどてあらそふ
30
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加祢
暑きなか稲刈りゐれし結晶の米有り難く味をかみしむ
20
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加祢
我が夏はまだ終はらじと明け渡る空にかぎりの羽音広げり
43
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加祢
まつ直ぐに水吸ひ上げし樹の音を吾が身すら意のままならず聞く
31
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加祢
生き生きと茄子の葉の間を駆けまはり猫の子どもら取つ組みあひせり
20
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加祢
うちやみてすず風の音もさや月の影ひとつみゆ君が眼差し
25
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まるたまる
星雲は水を湛うかのちの世の虚空の晴れ間縁つなぐ吾
17
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加祢
世にそそぐ雨の恵みの偉大さにウェザーリポート聞きつつ思ふ
20
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加祢
夢うつつうつりひらける万華鏡ゑも言はれ得ぬまろき音して
20
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詠み人知らず
曇天の遠い彼方に逢う一夜ミルキィウェイを並んで見てる
4
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加祢
神代よりうけ歌はれし敷島の道国歌となりて継がるる
23
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平 美盛
水平に 沈む夕日は 海染めて 碧き水面に 朱の道作る
45
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加祢
猫ともに3時間をも君待ちてゐつの間にやら猫語うつりし
21
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加祢
まうまうと天いちめんに現はれし羊の群れは何処へ向かふ
23
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ゆびきゅ
公園の古いブランコ 揺れながら ただ思い出にふけり続ける
28
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