波並さん
のうた一覧
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母親のお胎のなかで花開き意識もせずに動く足指
平成二十二年六月四日
7
大野一雄、舞踏家。代表作「わたし...
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おおらかにふくらみへこむ輪郭が乱反射するでこぽんぽんぽ
平成二十二年六月四日
6
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荒波の寄せて返すに乗ろうにもアダージョの手がフェルマータする
平成二十二年六月四日
6
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大人という時期がすっぽり抜けたまま老いてゆくよな無垢の不器用
平成二十二年六月四日
6
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皆が皆演じることをやめたとき木の根ひとりを残す夕闇
平成二十二年六月二日
5
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自転車を降りて野花を観察すもう行かなくていいよとめしべ
平成二十二年六月二日
5
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マーラーの第五のような崩れやすい砂糖の塊に生まれてしまった
平成二十二年六月二日
7
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帽子には子どもの耳がついておりそれはまぎれもなくあのころの
平成二十二年五月二十九日
6
シガー・ロス (Sigur Ró...
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傘をさす必要のある動物はあなたのほかに今はおらぬか
平成二十二年五月二十七日
5
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わが根から茎をのぼって額より出ていくひかり手であたためる
平成二十二年五月二十六日
8
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毎日は非連続なり 月々に長編小説ページ捲れる
平成二十二年五月二十五日
7
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恋よりも忘れた頃に長電話できる友だち味のない水
平成二十二年五月二十五日
6
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わが恋は気触れ役者の青化粧ばかりもとめて波立ちにけり
平成二十二年五月二十五日
8
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惑星をひとつおさめて余りある十代何処大き黒い目
平成二十二年五月二十五日
6
少年の頃の自分より小さくはなって...
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音なしのくらし岩戸にうちすてて火の出あらわす重軽き石
平成二十二年五月十五日
7
くらし=暗し、暮らし。うち=内、...
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神告げし仏も説けり星澄めり心に聞こゆ多声部カノン
平成二十二年五月十五日
6
カノン=正典。
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その背なに人の重荷を積み上げて生きるシェルパの呼吸うつくし
平成二十二年五月十四日
7
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水滴よひとりひとりの顔を上げ地表に奮い立ちて弾けよ
平成二十二年五月十二日
4
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来る朝もまた来る朝も麦を食む一向心はわが肉なりや
平成二十二年五月十二日
5
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帰るべき場所を思っていたい日は必ずかける毎晩かける
平成二十二年五月十一日
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