加祢さん
のうた一覧
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白雲のひあふぎひらく秋空にあをしろかねの色美しも
平成二十二年十月十三日
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一時だけ日がさしこんで輝いてまし...
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床ともに我の心も磨かなむひと日ひと日をふり返りつつ
平成二十二年十月十六日
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毎日拭いても汚れる床は自分の心の...
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ひたしては吾がかたゆきを省みてすすぎては汲む水鏡かな
平成二十二年十月十六日
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雑巾をゆすぐバケツの水に。
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うつりゆく景色楽しきおしゃべりの列車に時も菓子も忘れて
平成二十二年十月二十三日
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白遠ふ稲おほせ鳥もつつしむる新饗とありては添ひてゆかなむ
平成二十二年十一月十五日
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まず神々に新米をお供えし、新嘗祭...
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かたち無き魂を揺さぶるおとなしに居られぬ我を君は知らざり
平成二十二年十一月二十二日
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言霊の言と音は同じものの様に感じ...
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捨てきれぬ物らとともに暮らしこし部屋もぽつぽつ片づけてゆかむ
平成二十二年十二月二十七日
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年忘れセッション楽し飲みて弾き聞きては飲みて大笑ひせり
平成二十二年十二月三十日
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総勢25人ほどで、うちギターが1...
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うす紅の色さし染めて匂ほへる杏の花を人知るらめや
平成二十二年四月二十三日
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今月の初め頃、裏通りに咲いていた...
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さくら花うつる水面に雨つぶのひとつふたつと波紋ひろがる
平成二十二年四月二十三日
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今年のお花見。近所にある川沿いの...
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さやかりし御神楽に舞ふ巫女の手に持ち打ち鳴らす鈴の音たるは
平成二十二年四月二十五日
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「さやけかり」とするのが正しい気...
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春ごとのおなじ木ずゑの花なれど人はかなしもおなじにあらぬ
平成二十二年四月二十五日
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今年もまた同じ様に咲いたのを見て
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なめらかに指板のうへをすへりなるやはらかき風とほるがごとく
平成二十二年五月六日
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わが運命と思ふも袖はひちにけりなれば春雨と問はばこたへん
平成二十二年五月六日
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雨ふらざれば汗と云はふか ...
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薄鈍の雲おほふ空かのもなる煙突により流れゐでしか
平成二十二年五月三十日
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煙突の煙と雲が同じ色をしていたの...
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風にゆる青きもみぢのさはやかに枝の葉先より紅く色さす
平成二十二年五月三十一日
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父二人に丹精込めし菓子焼けば何にも勝る笑顔を見れる
平成二十二年六月二十一日
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笑顔になってくれるのが一番嬉しい...
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波音の揺らぎを聞きてひともとのみをとなるまで合はせゆくなり
平成二十二年七月三日
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『お調子をとる』とはチューニング...
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ふき清め手向けの花に香のくゆる心すがしき父と参りて
平成二十二年九月二十一日
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ふみわけし落ち葉にひかる栗ひとつもひとつふたつ母と拾へり
平成二十二年十月十二日
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