水島寒月さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 百円にて求めし菫いろ冴えて命に値あるべくもなく 平成二十二年六月十七日 4 もっと見る
- うす曇る空映しいる水張田にすず風吹けば小波の立つ 平成二十二年六月十七日 6 もっと見る
- 和太鼓は気合い鋭くはつ夏の土のおもてを揺るがして鳴る 平成二十二年六月十七日 4 もっと見る
- とおき日に亡父の与えし宿題のつまりは未だ終えられもせず 平成二十二年六月十六日 1 もっと見る
- はつ秋の小雨に濡れる砂利を踏む鴫立庵は小暗く在りて 平成二十二年六月十六日 4 もっと見る
- 道のべに踏みつぶされし法師蝉誰が踏み付くやそが一生を 平成二十二年六月十六日 1 もっと見る
- ＦＭの梅雨入りせりと伝えるを床屋の椅子に目を閉じてきく 平成二十二年六月十六日 2 もっと見る
- 目を閉じてふたたびみたび口ずさむ佐太郎歌集よみ返しいて 平成二十二年六月十六日 2 もっと見る
- じつとりと纏わる黒き水無月の夜を鳴き立つや恋猫のこえ 平成二十二年六月十五日 6 もっと見る
- そこここに準備不足を悔やみつつ兎にも角にも大会終わる 平成二十二年六月十四日 1 もっと見る
- 大会への出欠確認せんとして架ける電話に若狭弁きく 平成二十二年六月十四日 5 もっと見る
- 始まれば終わる許りと言いくれしこえもやさしき大会前夜 平成二十二年六月十三日 0 もっと見る
- 梅雨寒むや濡れつつ屋根の明け鴉反りかへりては嗚呼嗚呼と云ふ 平成二十二年六月十一日 2 もっと見る
- 萎れたる紅きひなげし瓶にあればむずと掴みて屑かごへ投ぐ 平成二十二年六月十日 0 もっと見る
- 富士ちかく仰ぎて妻が歓声を旅のみやげと持ち帰り来ぬ 平成二十二年六月十日 1 もっと見る
- そこにただ在りて咲くこそ尊けれ紅いろ淡きひなげしの花 平成二十二年六月九日 8 もっと見る
- 自転車に追い越しゆけるシトラスの青きかおりをなつかしみ居り 平成二十二年六月九日 4 もっと見る
- 水無月の空より落つる雨つぶは我が心さえ射抜きゆきけり 平成二十二年六月八日 4 もっと見る
- いつの間に君眠れるや肌がけの裾よりのぞく素足のかたち 平成二十二年六月八日 1 もっと見る
- ベランダに抱き合う母とみどり児は我れの電車に手をふりて呼ぶ 平成二十二年六月七日 2 もっと見る
